2024年4月3日にWordPress 6.5 Redinaへのアップデートが出来るようになりましたが、レンタルサーバーのXサーバーで運用しているウェブサイトをワードプレス6.5にアップデートした所、504 Gateway Timeoutになる不具合が発生しました。どうやらXサーバー側の高速化機能とWP6.5の相性が悪くて発生していた模様で、その後正常にアクセスできるようになりました。
記事内の目次
WordPress 6.5 Redinaアップデート!XアクセラレータVer.2で504の不具合
WordPress 6.5 Redinaアップデートの更新内容
- サイト全体にフォントを追加して管理
- テンプレートやテンプレート パーツのリビジョンなど、リビジョンからさらに多くの情報を取得
- 強化された背景ツールと影ツール
- 新しいデータビューを発見する
- よりスムーズなドラッグ アンド ドロップ
- リンクコントロールが改善
- パフォーマンスのアップデート
- アクセシビリティの向上
今回のアップデートでは投稿エディターとサイト エディター全体の速度と効率が大幅に向上し、読み込みは 6.4 よりも 2 倍以上速く、入力処理速度は前のリリースより最大 5 倍速くなっております。
また、翻訳されたサイトでは最大25%の読み込み速度の改善も出来ているとの事です。
WordPress 6.5ではプラットフォーム全体で 65 以上のアクセシビリティの改善が含まれており、これまでよりもアクセスしやすくなっています。
WordPress 6.5とXサーバーの不具合
WordPress 6.5にアップデート後は、管理画面に入る事も出来ず、外部からのアクセスも不可能な状態になってしまった事で、アップデートから不具合が改善されるまでの期間はアクセス数が0になっておりました。
テーマやプラグインが原因になっている可能性もありますが、現状では、XアクセラレータをVer.2からVer.1に変更をする事で改善されていますので、Ver.2の高速化機能であるPHPプログラムの高速化とWP6.5アップデートの相性があまり良くないのかもしれません。
サーバーキャッシュやブラウザキャッシュの他、XPageSpeed設定の無効化も試してみましたが、現状ではXアクセラレータVer.2からVer.1に切り替えるだけで、504になる不具合は解消されておりますので、Xアクセラレータ以外の項目は変更をしなくて大丈夫です。
念のため不具合が発生したサーバーやテーマを記載しておきます。
サーバー | Xサーバー スタンダードプラン
PHPバージョン | 8.1.22
テーマ | TCD GENSEN
有効化済みプラグイン | Add Widget After Content・Advanced Editor Tools・Classic Editor・Easy Table of Contents・Google XML Sitemaps Generator Pro・IndexNow・Schema & Structured Data for WP & AMP・WordPress Popular Posts・WP Custom Noindex Nofollow・WP Robots Txt・WPアソシエイトポストR2
新サーバーに移行したら治った
504の不具合を解消しようと思ってサーバーパネルに入ろうとしたら、Xサーバーのハードウェア増強のご案内がありました。
新規契約者だけではなく、契約済みのユーザーでも新サーバー簡単移行を使用して、ハードウェアが増強されたサーバーに引っ越しをする事が出来るようになっている仕組みは毎度の事。
長く使っている人が不利にならないように、引っ越しが出来る仕組みがあるというのは好感が持てますね。
後はhttp/3に対応してくれれば無敵!
今回の新サーバー簡単移行を利用できるサーバーアカウントは、「sv1.xserver.jp~sv15000.xserver.jp」サーバーを利用している方が対象で、前回新サーバー移行でsv13000.xserver.jp以降に引っ越した方も対象に含まれています。
■対応日
2024年3月21日(木)
※上記日程以降に新規にお申し込みのサーバーが
新しいハードウェアでのサーバー提供対象となります。
■内容
【1】CPU性能が従来の2.2倍に向上
CPUには、高いパフォーマンスとセキュリティ性能に定評があるAMD社の
第四世代EPYCプロセッサーを採用しました。
サーバーあたりのコア数も従来の当社サーバーの2倍にあたる「128コア256スレッド」に拡張し、
CPU性能は当社従来比で2.2倍に向上。
さらに大量アクセスに強く、高速で安定したサイト運用が可能になりました。
【2】ディスク性能が32倍に向上
このたびの最新ハードウェア構成により、
ハードディスクの処理性能を表すディスクI/O(Input/Output)性能が大幅に向上しました。
すべてのストレージで高速接続インターフェース「NVMe」を採用しているため、
高速ストレージとして広く採用されている一般的なSSD(オールSSDやピュアSSD)と比較して、
最大32倍の読み込み速度を実現しています。
【3】メモリ容量が1.5TBに増強
搭載メモリの容量を1TBから1.5TBに増強し、
搭載メモリを従来のDDR4から最新規格のDDR5に強化したことで、
データ転送速度が大幅に向上しました。
いつもはすんなりと終わるのですが、今回は2024年4月3日の11時頃に移行の手続きを開始して、データコピーの順番待ちで2日ほどかかり、コピーが始まってからは1時間ほどで新サーバーへのコピーが完了いたしました。
こんなに時間がかかったのは初めてでしたね。
XアクセラレータVer.2で504エラーが出る不具合とは別件で、新サーバーに移行したかっただけでやった事ではありましたが、新サーバーに移行してからXアクセラレータVer.2に変更をしても、サブドメインでは504エラーが発生しませんでした。
何故、新サーバーに移行しただけでハードウェアとあまり関係が無さそうな不具合が治ったのかは全くと言って不明・・。
とりあえず今の所は正常に動いているようです。
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