日本の絶景2017ベスト絶景に選ばれ、アジサイ寺で全国的に有名になった秋田県男鹿市北浦の雲昌寺では、2024年6月8日から7月15日まで「あじさい観覧」を開催します。今年は例年よりも花の数が少なくなる見込みとなっているため、夜間拝観のライトアップは中止となります。
記事内の目次
アジサイ寺・雲昌寺で2024年6月8日から「あじさい観覧」開催
雲昌寺とは?
秋田県の中で最も日本海側に突き出ている男鹿半島は、鬼のようなお面を被って練り歩く来訪神のなまはげや、日本の夕陽百選にも選出された入道崎などが有名な地域です。
また、自然豊かな風景や日本海の景色が眺められる眺望スポットが多く、日本海で獲れた新鮮な海の幸が味わえる事で宿泊も兼ねて県内外から観光客が訪れる事でも知られています。
その男鹿半島の北側に位置する男鹿温泉郷から車で約7分ほどの距離に位置するのが、あじさい寺で有名になった曹洞宗の寺院、北浦の雲昌寺です。
青々とした日本海を背景に咲く雲昌寺のあじさい
雲昌寺の紫陽花は副住職の古仲宗雲さんが1株の紫陽花を15年以上の歳月をかけて1500株まで増やし、ほぼ青一色で沢山の花を咲かせる独自の育成方法で育て上げて、密集して花を咲かせる風景が美しいことで知られるようになりました。
絨毯を敷き詰めたかのようなあじさいの群生地の先には、この地域の港である北浦港と男鹿半島北側の海岸線の景色が広がります。
境内を埋め尽くすように咲いている青い紫陽花の花々ですが、4月ごろに雲昌寺公式Facebookページにて、今年は例年よりも葉先に花芽が余り付いていないことに気付いたとの投稿が行われていました。
梅雨の期間が観測史上最も早かった2022年も日焼けをした紫陽花の花を心配しておられましたが、今年は昨年の記録的猛暑と少雨の影響で、雲昌寺のあじさいは例年に比べて花の数が極めて少なくなる見込みとなっております。
あじさい拝観についても開催の発表を遅らせていた状況を見守っておりましたが、例年の景色とは違った景色になったとしても、あじさい観覧自体は実施をする方向で決まりました。
発表にあった通りに、例年よりも咲いている紫陽花の花が少なくなるのかもしれませんが、来年以降の復活に向けた対策を既に進められておりますので、困難に立ち向かって美しく咲き誇る紫陽花の花を見れる年となりそうです。
日常が当たり前じゃなくなってしまう事を認識して、来年以降には青一面に染め上げる紫陽花の花々が咲く姿を見れるようになる唯一の年になるのでしょう。
紫陽花の花を背景に笑顔で参拝客を出迎えてくれている微笑み地蔵には、「人生辛く苦しい時もありますが微笑みを忘れずにあなたの笑顔が自分を誰かを幸せにするから」という言葉が彫られた石碑がありますが、まさにその年なのかもしれませんね。
青一色に染め上げられる紫陽花の幻想的なライトアップを見る事が出来る夜間拝観は中止が決定しておりますが、近くには男鹿水族館GAOや入道崎などの観光名所もあるので、男鹿温泉郷への宿泊も兼ねて男鹿半島一周旅行をしてみるのも良いと思います。
男鹿のあじさい寺・雲昌寺の映像
男鹿のあじさい寺・雲昌寺
死ぬまでに行きたい!世界の絶景「日本の絶景編」でも紹介された雲昌寺の昼間の様子と夜間ライトアップ特別観覧の様子を撮影した映像も公開いたします。
今年は例年とは違った形での開催となりますが、アジサイ寺と呼ばれるようになった本来の雲昌寺の姿を映像でも楽しんでいただければ幸いです。
雲昌寺 交通アクセス・時間・駐車場情報
所在地 | 〒010-0683 秋田県男鹿市北浦北浦北浦57 |
開催期間 | 2024年6月8日から7月15日 |
時間 | 日中: 9:00~17:00(最終入場16:30) |
拝観料 | 日中 600円 6/22(土)・23(日)・29(土)・30(日)・7/6(土)・7(日) 800円 |
駐車場 | 無料 県道55号線沿い駐車場約100台 北浦うきた商店 |
交通アクセス | あいのりタクシーなまはげシャトル 雲昌寺下車 路線バス JR羽立駅前(最寄駅)またはJR男鹿駅前から路線バス「男鹿北線」に乗車し「北浦」バス停で降車 |
関連ウェブサイト | 男鹿ナビ 雲昌寺のあじさい 雲昌寺 FaceBookページ 【公式】あじさい寺雲昌寺 |
駐車場については、県道55号線沿いおよび北浦うきた商店の2か所が利用できるようになり、境内付近はお体が不自由な方のためのハートフル駐車場となります。
また、境内の駐車場は一般車両が進入禁止となる事にも注意が必要です。
この記事へのコメントはありません。