東京都足立区の都立舎人公園(とねりこうえん)は、約1,000本の桜が咲き誇る都内有数のお花見スポットです。ソメイヨシノを中心に、カワヅザクラやカンヒザクラ、カンザンなど多彩な品種が植えられ、例年3月上旬から4月中旬にかけて美しい桜の風景を楽しめます。
園内には、日米友好の象徴として知られる「レーガン桜」や、満開の桜に囲まれてお花見を楽しめる広場があり、春には多くの花見客で賑わいます。日暮里・舎人ライナー「舎人公園駅」から徒歩約1分というアクセスの良さも魅力です。
この記事では、舎人公園の桜の見頃や開花時期、桜の種類、レーガン桜の歴史、千本桜まつりの見どころ、交通アクセスなどを紹介します。2012年に撮影した桜の映像や春の花火大会の動画もあわせてご覧いただけます。
舎人公園の概要
東京都足立区にある舎人公園は、約65ヘクタール(約65万平方メートル)の広大な敷地を持つ都立総合公園です。1981年6月1日に開園し、豊かな緑と水辺の自然、充実したスポーツ施設を備えた都内の憩いの場として親しまれています。
公園は東京都道・埼玉県道58号台東川口線(尾久橋通り)を挟んで東西に広がり、西側には陸上競技場やテニスコート、野球場などのスポーツ施設が整備されています。一方、東側には大池やお花見広場、自然観察園などがあり、都心の喧騒を離れて四季折々の自然を満喫できます。
春になると園内各所で桜が開花し、芝生広場や散策路が淡いピンク色の花々に彩られます。特にお花見広場周辺は、満開の桜を眺めながらゆっくり過ごせる人気の場所です。広々とした芝生にレジャーシートを敷いて楽しむお花見や、桜並木を歩きながらの写真撮影など、思い思いの時間を過ごせます。
また、日暮里・舎人ライナー「舎人公園駅」が公園に隣接しているため、都心から電車で訪れやすいことも大きな特徴です。春の東京観光や桜の名所巡りにもおすすめの公園です。
植樹されている桜の種類と本数
舎人公園には約1,000本の桜が植えられており、「千本桜」の名で親しまれています。代表的なソメイヨシノのほか、カワヅザクラ、カンヒザクラ、オオシマザクラ、シダレザクラ、カンザンなど、開花時期や花の色、形が異なる多彩な品種を楽しめることが特徴です。
舎人公園の桜の見頃は、例年3月上旬から4月中旬頃までです。早咲きの桜が春の訪れを告げ、3月下旬から4月上旬にはソメイヨシノが見頃を迎えます。その後も遅咲きの八重桜などが開花するため、比較的長い期間にわたってお花見を楽しめます。ただし、実際の開花状況や満開時期は、その年の気温や天候によって変動します。
園内でも特に有名なのが、日米友好の歴史を今に伝える「レーガン桜」です。
その起源は、明治時代に東京の桜の名所として知られた「荒川堤の五色桜」にさかのぼります。1912年(明治45年)、当時の東京市長・尾崎行雄によって日本からアメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.へ桜が寄贈され、ポトマック河畔に植樹されました。
一方、日本の荒川堤にあった桜は、荒川放水路の建設や戦争などの影響を受け、次第にその姿を失っていきました。戦後には失われた桜を復活させようとする動きが広がり、1981年には足立区で桜の里帰り事業が進められました。ワシントンの桜から枝を採取して増殖することで、30品種以上、約3,000本の桜を日本へ里帰りさせる取り組みが行われました。
この事業の一環として、当時のアメリカ大統領夫人ナンシー・レーガン氏から足立区へソメイヨシノの苗木が1本寄贈されました。この桜は当時の東京都知事・鈴木俊一氏によって「レーガン桜」と名付けられ、1982年(昭和57年)に舎人公園へ植樹されました。
現在も園内西側のサービスセンター付近にあるレーガン桜は、日本とアメリカの桜を通じた交流の歴史を伝える貴重な存在です。過去には樹勢回復のための治療が行われた時期もあり、大切に保護されてきました。
舎人公園では、桜の開花時期に合わせて「舎人公園千本桜まつり」も開催されています。物産展や模擬店、ステージイベントなどが行われ、桜の美しい景色とともに春の賑わいを楽しめる催しです。2026年は3月28日と29日に開催されました。開催日や内容は年によって異なるため、最新の情報は主催者の公式発表をご確認ください。
また、過去には桜のライトアップも実施され、2018年には午後5時30分から午後8時まで、園内の桜がライトアップされました。昼間とは異なる幻想的な夜桜の景色が楽しめる催しでしたが、ライトアップは毎年必ず実施されるものではありません。夜間イベントの開催状況についても、事前の確認が必要です。
舎人公園の桜 関連動画
日本の美しい春の風景・東京都 舎人公園の桜
2012年に東京都足立区の舎人公園で撮影した桜の動画です。春の園内を彩る美しい桜の風景を映像でお楽しみいただけます。東京の桜の名所として親しまれる舎人公園の、当時のお花見シーズンの様子を収録しています。
2012年 舎人公園・千本桜まつり 春の花火
2012年に開催された「春の花火と千本桜まつり」で撮影した花火大会の映像です。春の夜空に打ち上げられる色鮮やかな花火の迫力と、桜の季節ならではの華やかな雰囲気をご覧いただけます。
かつて舎人公園では、千本桜まつりに合わせて春の花火大会が開催されていました。しかし、周辺施設への配慮から2016年以降は花火の打ち上げが中止され、イベント名称も「舎人公園千本桜まつり」に変更されました。
2018年には4月7日と8日に千本桜まつりが開催され、日暮里・舎人ライナー開業10周年を記念した催しなども行われました。現在も春の恒例イベントとして親しまれていますが、花火大会については過去の開催映像となります。
舎人公園の桜 日程や交通アクセス情報
舎人公園は日暮里・舎人ライナー「舎人公園駅」から徒歩約1分の場所にあり、公共交通機関でのアクセスが便利です。園内は常時開園しており、無料で入園できます。ただし、スポーツ施設など一部の設備は有料です。
桜の見頃となる3月下旬から4月上旬の週末や、千本桜まつりの開催期間中は、多くの花見客で混雑します。周辺道路や駐車場も混み合うため、電車での来園がおすすめです。
| 所在地 | 〒121-0837 東京都足立区舎人公園1丁目1 |
| 開園日 | 常時開園 |
| 入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
| 舎人公園千本桜まつり開催日程 | 2025年3月29日・30日 午前10時~午後16時 |
| 駐車場 | 乗用車:最初の1時間まで300円 以後20分ごと100円 入庫後24時間最大料金1200円 バス:2時間まで1,000円 以後30分毎に500円 7時間以上24時間まで6,000円 |
| 交通アクセス | 日暮里・舎人ライナー「舎人公園駅」下車、徒歩約1分 |
| マップコード | 3 167 328*42 |
| 関連ウェブサイト | 舎人公園(とねりこうえん) |







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