宮城県仙台市青葉区の西公園は、夏の仙台七夕花火祭の観覧場所や各種イベントの開催場所としても利用されている都市公園で、定禅寺通りや青葉山公園を含めた「杜の都・仙台」を象徴する地区を形成しています。公園内には約200本の桜が植樹されていて、春には約13万人の花見客が訪れる人気のお花見スポットともなっています。
記事内の目次
仙台 西公園の桜
仙台西公園の概要
宮城県仙台市青葉区を流れる広瀬川沿いにある西公園は1875年(明治8年)に開園した都市公園で、仙台市内でも歴史が長く開園当初は「桜ヶ丘公園」と呼ばれていて、旧仙台藩門閥の3邸地から7坪が充てられていました。
西公園になったのは仙台市中心部から東西に分けて、現在の「榴岡公園」を「東公園」と呼び、「桜が丘公園」は「西公園」とも呼ばれていた事から、どちらの公園も2つの名称を持っていました。
現在は仙台駅から東西に分けて、東の「榴岡公園」と西側の「西公園」が正式名称となり、仙台市を代表する公園へとなっていきました。
平成に入ってからは、「仙台市営地下鉄東西線」の開業に伴う「大町西公園駅」の配置によって、西公園プールの廃止や仙台市天文台の移転、公園の再整備が行われて現在の姿となりました。
桜の名所 仙台西公園
仙台を代表するお花見スポットとしても人気が高く、公園内にはソメイヨシノ、エドヒガン、サトザクラ、ヤマザクラなどの桜が約200本咲き、毎年13万人の花見客が訪れます。
まさしく「花より団子」とも言えるような場所なのか、桜の花を見て楽しむよりも、宴会を楽しむようなお花見スポットとなっているようで、早朝からシートを敷き宴会の準備をする人などもいます。
桜の木の下は激戦区となっていますので、場所取りが難しい方は屋根付きの桟敷席(有料)からお花見を楽しむ事も出来るようです。
公園内全体の桜の本数は約200本となりますが、出店エリア付近に咲く桜が一番本数も多くシートを敷いて宴会を楽しむ花見客が多い印象です。撮影日は気温も低くお花見日和とも言い難い感じでしたが、それでも沢山の人が西公園に訪れていました。
西公園内にある「櫻岡大神宮」は、現在の青葉区千代田町に伊勢神宮の分霊を仙台藩主 伊達政宗が勧請して「神明宮」と称したのが始まりです。ここは伊勢堂山と呼ばれるようになり、藩主の継承時には必ず伊勢堂山に参詣する慣例が始まったとされていますが、神仏分離令を受けて神宮寺を廃止しました。
その後の1869年には「荒巻神明社」と改称しましたが、近代社格制度の県社に列格されたのを機に「櫻岡大神宮」と改称して、1926年に現在地に遷宮されました。
昼間に楽しめるお花見だけではなく、夜桜も楽しめるライトアップも行われるので、公園内には提灯が飾られています。
屋外で美しい夜桜を観賞しながら宴会を楽しむ事ができますが、夜は少々肌寒く感じてしまう事があります。そんな時でもお花見を楽しめるようにと、西公園花見協賛会による予約制の桟敷席も用意していますので、1人2000円で最大4時間まで利用できます。
観光情報や花見情報では桜の名所として紹介はされてはいますが、写真撮影目的ではあまりオススメできません。
比較的若い桜の木が多く密集して咲いている場所でも少し寂しい印象がありました。ご友人やご家族で宴会を楽しむのであれば屋台も充実しているので、シート1枚あれば充分楽しめるとは思います。
仙台市営地下鉄 大町西公園駅が近くにあるので、酒を飲んでも帰れるし2次会で国分町に流れられるアクセスの良さは魅力的ですね。
仙台西公園 交通アクセス情報
所在地 | 東北地方/宮城県仙台市青葉区桜ヶ丘公園 |
期間 | 2018年4月2日~4月30日 |
時間 | 24時間 ライトアップ 日没~22:00(金曜日は23:00) 桟敷席 12:00~22:00 |
料金 | 無料 桟敷席 予約:一人 1,000円~1,500円 桟敷席 当日券:2,000円 |
駐車場 | 近隣のコインパーキングをご利用下さい |
交通アクセス | 仙台市営地下鉄 大町西公園駅 下車 るーぷる仙台「晩翠草堂前」下車 徒歩7分 東北自動車道 仙台宮城IC から車で10分 |
マップコード | 21 613 772*34 |
関連ウェブサイト | 西公園 櫻岡花見 |
最新の情報は公式ホームページ等をご参照ください。このウェブサイトでは榴岡公園の桜も記事にしています。
宮城県仙台市の榴岡公園は、仙台駅東口側にある大きな都市公園で、ソメイヨシノ、シダレザクラ、八重桜、彼岸桜など360本近い桜が咲く春のお花見スポットとして知られています。夜には夜桜も楽しめるようにと提灯によるライトアップも行われて昼夜問わず大勢の人で賑わう仙台を代表する桜の名所となっています。 榴岡...
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