宮城県遠田郡美里町のお花見スポット、小牛田公園(通称:素山公園)に咲く美しい桜を写真と共にご紹介します。かつて陸羽東線や石巻線を走行していた蒸気機関車(SL)が静態保存されている公園で、園内には古墳やアスレチック遊具もある桜の名所になっております。
記事内の目次
古墳やSLがあるお花見スポット!小牛田公園(素山公園)の桜
静態保存されている蒸気機関車
小牛田公園に屋外展示されている蒸気機関車は、製造から廃車後の静態保存まで小牛田を離れる事が無く、昭和22年に小牛田機関区に配属後、昭和48年6月に廃車になるまでの間、石巻線で旅客と貨物の輸送に当たってきたC11 367を静態保存しているものです。
場所によっては朽ち果てかけているSLも見受けられますが、小牛田公園で静態保存されているものは、今にも動かせそうな程にとても綺麗な状態を保たれているようでした。
C11 367は軸配置は「1C2」で、先輪が2つ、動輪が6つ、従輪が4つで構成されているので頭にCが付いていますが、デゴイチの愛称で知られているD51型の場合は、動輪が8つ(4軸)になるので頭にDのアルファベットが付きます。
ちょっとマニアックな話に逸れましたが、CとDの違いは動輪の数の違いなのです。
素山野球場の桜
小牛田公園の手前にある素山野球場を囲うように桜並木が続いており、展示されているSLと素山野球場前には駐車場もありますが、駐車台数は10台ほどしかありません。
小牛田公園の桜
小牛田公園内には出店やキッチンカーが並び、園内を囲うように約100本の美しい桜が咲き誇ります。
小牛田公園内には鳥居がある小高い丘の上にも桜が咲いていますが、実は直径50メートルほどの古墳になっており、保土塚古墳と呼ばれて、元々は前方後円墳であったとも言われております。
公園内にはもう一つの古墳である後藤神社古墳は、伊達政宗を支えた家臣である後藤氏との関連がある神社であるとの事。
古墳時代と伊達藩が栄えた時代が違うため、筆者の憶測にはなってしまいますが、古墳の名称は後付けで、実際には古墳では無かったのかもしれませんね。
公園内には遊具がありますので、大人はお花見を楽しんで、子供たちは公園内の遊具ぶ事ができますので、目の届く範囲で大人も子供も楽しめるのは、小牛田公園の良い所。
保土塚古墳の裏側に回ってみると、古墳を取り囲むようにアスレチック遊具も設置されていましたので、子供を野放しにしながら大人はお花見を楽しめる場所として、良い公園であるようにも感じます。
お花見以外にも是非機会があったら子供を連れて立ち寄って見るのも良いのではないでしょうか。
また、桜の開花に合わせて「こごた桜まつり」を実施し、開催期間中は売店の営業の他、ステージイベントも実施されます。
小牛田公園 交通アクセス・料金・駐車場情報
所在地 | 〒987-0011 宮城県遠田郡美里町桜木町69 |
期間 | こごた桜まつり 2024年3月30日~4月6日 |
時間 | 11時~19時(売店営業) |
駐車場 | 無料 10台 |
交通アクセス | 東北自動車道 古川ICから車で25分 三陸自動車道 松島北ICから車で22分 JR小牛田駅から徒歩12分 |
関連ウェブサイト | 美里町物産観光協会 |
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