福島県福島市渡利地区の花見山公園は、この地域の花卉園芸農家が私有地を一般にも公開している福島県を代表する花の名所となっています。花見山公園一帯は花卉園芸農家が生産している切花用の東海桜をはじめ、梅、桃、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、サンシュユ、モクレンなどの花々が咲き、その美しい風景は日本を代表する写真家 故 秋山庄太郎氏に「福島に桃源郷あり」と言わせた程の美しさです。
記事内の目次
美しい春の風景 福島の桃源郷 花見山公園
花見山公園の概要
福島県福島市渡利地区の花見山公園は、「福島に桃源郷あり」というキャッチフレーズでとても有名になった観光名所として知られていますが、元々は切り花用の花を栽培する花卉園芸農家が開墾した私有地で、第二次世界大戦の終戦後である1950年頃から山一面に広がる美しい花々を見ようと観光客が訪れるようになった事から、戦争で苦しんだ人達を元気付けたいとの思いで1959年(昭和34年)にこの地を「花見山公園」と名付けて無料開放するようになった事が始まりです。
1975年頃には写真家の故 秋山庄太郎氏が花見山公園を度々訪れ「福島に桃源郷あり」と絶賛して各地で紹介していた事から、花見山公園の美しさは全国的に知れ渡るようになり、現在も4月のお花見シーズンになると、切り花用として栽培している東海桜や梅、桃、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、サンシュユ、モクレンなど、色とりどりの花々が山一面を覆いつくすように咲き誇ります。
花見山公園で見れる花の風景
花見山公園には、30分コース・45分コース・60分コースの3つのコースがありますが、30分コースと45分コースは比較的傾斜が緩やかなルートを通り、一番長い60分コースは途中にきつい傾斜のある坂を通行するルートとなっています。足腰の弱い方には少々きつく感じるかもしれませんが、花見山公園全体や福島市街地、吾妻連峰までを高台から一望できるような絶景を楽しむ事ができます。
花見山公園は、栽培する品種などによって毎年景色が変わっているようです。次の年がどのような景色になるのかは生産者次第と言った所でしょうか。
花見山の観覧コースは距離が長いので、訪れる観光客は割と分散します。混んでいる場所はバス発着場所や売店などごく一部ですので、人混みが気になるような事もありません。
花見山公園の散策コースで、観光用に開放していると思われる名所です。こちらは散策コースの中でも序盤に登場する華やかな場所でしたので、観光客にはとても人気がありました。
マナー違反で見れる場所が減っている?
花見山公園は私有地ですので、立ち入りを制限するのも地主さんの自由になので、昨年行けた場所が立ち入り禁止になり、見れる場所が減らされる事もあります。毎年の事ながら私有地への無断立ち入りで観光客が地主の怒りを買う事もしばしば・・・。特に年配のカメラマンや観光客に多いです。写真を撮りたいと思って入る人や何も考えず入っているという人も中にはいるのだと思いますが、観光客である私たちがマナーを守る事によって守られる景色もあるのだと感じていただきながら花見山公園の風景を楽しんでいただければ幸いです。
花見山公園 関連動画
[4K]日本の美しい風景 福島の桃源郷 花見山公園
2016年撮影の花見山公園です。天気も良く素晴らしいお花見日和となりました。この映像では、花見山公園の全体の景色が楽しめるようにと全てのルートを撮影しています。
以下は、2012年から2015年までの過去の映像となりますが、栽培する花の種類や育ち具合によって景色が違いますので、毎年行くのもオススメです。ぜひ参考に動画で見比べてみて下さい!
花見山公園 の交通アクセス・駐車場情報
所在地 | 東北地方/福島県福島市渡利地区 |
時間 | 深夜から早朝は不可 |
駐車場 | あぶくま親水公園 1,000台 渡利グラウンド(体の不自由な方優先) 97台 渡利多目的グラウンド(観光バス駐車場)37台 |
交通アクセス | JR福島駅下車 臨時バス「花見山号」(福島駅~バス臨時駐車場)往復500円 シャトルバス(マイカー臨時駐車場~花見山) 500円 路線バス「渡利南まわり」 |
マップコード | 475 269 239*75 |
関連ホームページ | こらんしょふくしま |
花見山公園にも駐車場はありますが、花が見頃となる時期は渋滞で全く動かなくなります。
臨時駐車場からシャトルバスで移動するか、福島駅周辺の有料駐車場に止めて臨時バスを使うなどの工夫が必要です。
体が不自由な方や障がい者用の優先駐車場も用意しているそうなので、公式ホームページ等でご確認下さい。
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