花火大会に必要な持ち物リスト〇〇選! 誰がそんなに大量の荷物を持って行くの??って思うぐらいに大量の持ち物を書いているのを見かけましたので、花火観覧を15年以上続けて本当に必要な持ち物リストや持って行ってはいけない物リストを理由や注意点も含めてまとめました。
記事内の目次
この記事を書いた理由
最近、花火大会に必要な物リストという記事をたくさん見かけたので一つずつ読んでみたのですが、24個とか31選とか大量の荷物が書いてあって、誰がどうやって持って行くんだろうと、ツッコミどころ満載でしたので、花火観覧を15年以上続けて本当に必要な物を厳選して今回の記事にしました。
結論から言えば、必要最低限の持ち物で済ませた方がスマートに観覧できますし、最近増えてきた有料観覧席を設けている花火大会ではスペースに限りがあって、持ってきた荷物を置くスペースが無いなんて事もございます。
無料観覧で一人当たりが確保できるスペースに制限を設けていない場合は、好きなだけ荷物を持って行っても支障は無いと思いますが、制限や注意事項に観覧スペースを記載している場合もあるので、花火大会の公式ウェブサイトを事前にしっかりと読んでおく必要はあります。
荷物を最低限にした方が良い理由
駅や駐車場から歩く距離が長い
小さな花火大会であれば観覧場所から駐車場までの距離もそんなに苦にならない場合が多いのですが、1万発や2万発を超える規模の花火大会であれば、30分以上歩くケースなども時々あります。
そんな時に大量の荷物を持っていれば、行きは良くても同時間に人が移動する帰り道では、必ずと言っていいほど苦労してしまいます。
自分が苦労するだけならまだ良いのですが、周りの人にも迷惑がかかってしまい、思わぬトラブルに発展してしまう事もあるので注意しましょう。
また、駐車場や駅から徒歩ではなく、シャトルバスやシャトルタクシーを利用する花火大会も中にはありますので、荷物を持ち込みすぎて乗れなくなってしまうなんて事にも注意です。
観覧スペースが確保できない場合がある。
花火大会であれば、レジャーシートやクーラーボックスを持って宴会をしながら花火を楽しむという事もありますが、大きい花火大会になれば有料観覧席や有料指定席の限られたスペースで、決められた人数で観覧しなくてはいけません。
標準的な有料観覧席のスペースとしては6人で2.0メートル×2.0メートルのスペース、小さい時は1.8メートル×1.8メートルのスペースしか確保できない場合があって、荷物の置き場所に困ってしまう事も少なからずあります。
持ってきた荷物を置くスペースを1人分と考えて、観覧をする予定の人数分の荷物を全て1ヶ所にまとめる事が出来るのか、検討する必要はあります。
また大曲の花火や長岡まつりにあるようなベンチ席は、人が一人分座れるだけのスペースしか確保できないので、同行者と荷物起きスペースを共有するか、荷物を1人分としてカウントする事も考えなければいけません。
観覧前に、必要な人数と荷物量を計測して、本当に必要な持ち物だけを厳選して持ち運ぶ事を検討する必要はあります。
子連れであれば子供が歩かなくなる
写真:PhotoAC@モリフクロコ様
親子で楽しく花火を観覧して、いざ帰ろうと思った時に子供が歩いてくれなくて困ってしまった事があると思います。
そんな時に大量の荷物を持って行ってしまえば、対応ができなくなってしまうだけではなく、困り果てて子供を怒鳴ってしまい、嫌な思い出として記憶に残り二度と花火に行かなくなってしまう事があるかもしれません。 そんな時にもスマートにエスコートできるように最低限の荷物でまとめましょう。
もし、子供が歩かなくなってしまった時は、頑張っている姿を過剰なぐらいに褒めていると、気分が良くなってずっと歩いてくれる事もありますので、頑張って歩いている時や目的地にたどりついた時は必要以上に褒めてやりましょう。
花火観覧中に使用禁止となる場合がある物
全ての花火大会で禁止となるわけではありませんが、持ち込み自体が禁止されている場合や、使用が禁止される事も多い例をまとめました。
花火大会の公式ウェブサイトや観覧会場入り口に注意事項として記載されている事があるので、持ち込みや使用をする事が可能なのかを事前にチェックしておく事をオススメしておきます。
傘や日傘
花火を見るときに雨が降ってしまった時には、傘を差してしまいたくなると思いますが、隣の人とぶつかったりなど思わぬトラブルに発展してしまう場合があるかもしれません。
日頃から雨合羽を持参するように心がけておけば、余分な荷物を持ち歩かなくて済みますし、片手が塞がってしまい自由が利かなくなってしまう事も無くなります。
また、有料席を設けている花火大会では、全面的に傘の使用を禁止している事を事前に告知している事もあるので、事前に公式ウェブサイトで確認をしておくようにしましょう。
自撮り棒(セルカ棒)や三脚
花火を背景にした写真を撮りたいと思ってセルカ棒や三脚は、会場によっては禁止されている場所がありますので、その際は持ち込むのを止めましょう。
また禁止ではなく、頭上を越えなければOKだったり、地上から何センチまでなら使用可能とする場所もありますので、公式HP等をよく読んで指示に従うようにして下さい。
また、ストロボやライトの使用も、後方の人の観覧の妨げにならないように原則禁止となっているケースもあるようですが、花火大会に限らず、プラネタリウムや水族館などでもスマートフォンのライト消灯モード(フラッシュオフモード)を知らずに点灯させてしまう事も多く見受けられるので、事前にカメラを起動して、フラッシュ撮影モードがオフになっているかを確認しておいた方が良いでしょう。
折り畳み椅子
全ての花火大会で禁止されているわけではないですが、有料指定のマス席などでは椅子の使用を禁止している場所もございます。
その際は公式ウェブサイトの注意事項に記載している場合が多く、また、座布団や座椅子に限って使用はOKとしている観覧会場もありますので、出かける前に一度公式ウェブサイトを読んでから準備をするようにいたしましょう。
テントやタープ
花火観覧中は使用禁止となる場所がほとんどなので説明する必要も無いのですが、後方の人の視界を妨げてしまうので使用禁止となっている場所がほとんどです。
花火開始1時間前までOKであったり、そもそも持ち込み自体が禁止である事もあるので注意しましょう。花火開始前であっても大きすぎる物に関しては目視でNG判定が出る事もあるようです。
火気の使用
ほぼ100%の確率で使用禁止になります。バーベキューコンロや炭などを持ち込んでも絶対に使用できませんので、火気使用エリアが設けられていない花火大会では持ち込まないのが無難です。
花火大会に持っていく物リスト
レジャーシート
有料観覧席であれば、事前に敷いてあったり指定の場所に準備されていたりしますが、区画だけが用意されていて敷物は別途持ち込みとなる花火大会もあります。
また、無料観覧席であれば必ずと言っていいほど必要になるので、200cm四方のレジャーシートを持ち込んで、広げられる最大幅に合わせて折りたたんで使用するのがオススメです。
また、雨上がりや湿度が高い日は湿気が地面から上がってくる事もあるので、防水タイプのレジャーシートを使用するのが良いでしょう。
レインコート(雨合羽)
夏の花火大会で恐ろしいのが予報になかった天気の急変。全く降る気配が無かったのに、突然雨が降り出して驚いてしまう事もあると思います。
傘の使用が禁止されている花火大会では、雨に濡れながら観覧しないといけなくなるので、レインコートや雨合羽は必ずあった方が良いでしょう。
ポンチョタイプもありますが、座った状態でも雨が染みない上下セットのレインコートがオススメです。
防寒着やひざ掛け
夏の花火大会でも日中は30度を超える真夏日であっても、夜は20度以下まで気温が下がる事もよくあります。
気温は高くても8月下旬の夜は風が冷たくなる日が増えてくるので、昼は暑かったから大丈夫と思わずに、冷え込む夜に備えて防寒着やひざ掛けは持って行った方が良いでしょう。
近年は、夏の猛暑を避けて、昼と夜の寒暖差が大きい春や秋に花火大会を開催する事も増えてきたので、ほぼ必須アイテムになったと考えておいても良いかもしれません。
タオルやハンカチ
夏であれば汗をかいてしまったり、突然の雨でレジャーシートが濡れてしまう場合もあります。
その時にあった方が良いのがハンカチやタオルですが、汗拭き用のタオルの他にシート拭き用に吸水性が高い大判タオルなどを持って行くのがオススメです。
ウェットティッシュ
花火大会と言えば、屋台巡りも楽しみの一つで、焼き鳥や焼きそば、クレープなどの美味しい食べ物が沢山ありますが、食べている最中にこぼしてしまう事や、食事前に手を拭きたくなることがあるかと思います。
花火大会では、必ずと言って使う頻度が高いものなので、1回の観覧で1パックぐらいは持ち歩いておいた方が良いでしょう。
トイレットペーパー
花火大会で仮設トイレが設置されていても、中にトイレットペーパーを置いてない事もあるので、万が一に備えて持参していった方が、後々トラブルにならなくて済みます。
また、有料観覧席を設けている花火大会においても、トイレットペーパーが用意されていない場所もあるのでご注意下さい。
コンビニの袋数枚
ゴミの持ち帰りを原則としている花火大会もあるので、花火観覧後のゴミの仕分けや、雨が降って濡れてしまったタオルを入れておく事ができるビニール袋は必需品です。
観覧途中に雨が降って来た時に、スマートフォンなどを入れる防水袋としても使えるので、数枚のビニール袋をバッグの中に入れておくのが良いでしょう。
クーラーバッグ
近年の猛暑で飲み物が無いと、熱中症のリスクが高まってしまうような状況ではありますが、毎年どこかで大きなクーラーボックスを持ってきて困り果てている人もいるので、折りたたみ可能なクーラーバッグがオススメです。
花火大会の観覧席が埋まる前には、ある程度飲み物は減って来るので、少しずつ折りたたんで足元などに置いておくのが良いと思います。
懐中電灯やペンライト
夜道を歩いている時に照明が充分の所であれば問題が無いのですが、真っ暗な場所に入ってしまうと何も見えなくなってしまいます。その時の為にも消費電力の低いLEDライトなどはあった方が良いでしょう。
最近は、花火大会の終了時に対岸の花火師さんにありがとうの気持ちを込めて、懐中電灯やペンライト等を振るイベントが行われる事も多くなりましたので、何かと使う機会が多いはずです。
絆創膏
子連れで行った場合に暗い夜道でお子様が転んで怪我をしてしまったり、長い距離を歩いて靴擦れを起こしてしまったりなど、花火大会にはケガも付き物です。
万が一に備えて絆創膏は持参していった方が良いでしょう。
モバイルバッテリー
携帯電話を使用して連絡を取り合ったり、スマホアプリの地図を開いてバッテリーを消耗してしまう事があるので、花火観覧時にはモバイルバッテリーが重宝します。
Power IQやUSB Power Deliveryなどのスマートフォンやタブレット等の急速充電規格に対応している製品であれば、バッテリー切れ寸前でもあっという間に充電ができるので特にオススメです。
虫除けスプレー
観覧中に蚊に刺されてしまう事もあるので、虫よけスプレー等を持って行った方が良いでしょう。
肌が弱いお子様などは、虫よけスプレーの成分でかゆみが出てしまう時もあるので、肌に優しいウォーターベースがオススメです。
また、他の人にかかったり食品にかかってしまう時もあるので、なるべく人がいない場所で使用するようにしましょう。
まとめ
他にも必須ではなくても持って行った方が良い物もありますが、最低限このぐらいあれば花火観覧中のトラブルも少なく、充分なスペースを確保して楽しめるのではないかと思います。
花火大会の観覧有料化で、限られた人数で狭いスペースを共有しなくてはいけなくなっている傾向も見受けられますので、なるべく荷物を減らして座るスペースを広く確保するのをオススメします。
また夏の花火大会であれば、熱中症対策も忘れないようにして下さいね。
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