オランダのカメラ用品販売業者RAWLITEにBMPCC6K用OLPF+IRカットフィルターを注文してから、DHLで国際配送をし、日本に届くまでの日数や輸入関税の支払いについて、注文時の住所や電話番号の記入方法などを記事にしました。
これから個人輸入で海外から商品を取り寄せる予定がある方のお役に立てれば幸いです。
記事内の目次
【個人輸入】DHLでオランダから日本まで3日!国際配送の日数や注文方法について
注文した商品について
購入してから5年近く使用しているBlackmagic Design社のデジタルシネマカメラ、BMPCC6KことBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kですが、内蔵のIRフィルターがカビカビになって映りに影響してしまうようになりました。
暗所撮影性能はイマイチではあるものの、6KRAWの内部収録が可能で、まだまだ現行機種に負けない性能を持ち合わせたカメラなので、今は手放す予定はありません。
今回予定をしていたのは、内蔵IRカットフィルターの交換で、メーカーに純正部品の交換の依頼をするつもりでいたのですが、部品代と交換工賃で6万円オーバーの金額がかかるとの見積もりが出て、社外IRカットフィルターへの交換に変更に。
社外品の価格は数千円から60000円近いIRカットフィルターまでピンキリだったのですが、少々価格がお高めの439ドルに設定しているRAWLITE OLPF+IRカットフィルターを購入する事にいたしました。
純正はガラス面が青緑色のただのIRカットフィルターなのですが、RAWLITEのIRカットフィルターは、赤外線を効率良く遮断して可視光のみを透過するホットミラーコーティングを施し、フルフレームのBMCC6Kにも採用されているOLPFも内蔵されているフィルターなのです。
スチール撮影用カメラについては光学ローパスフィルターレスのミラーレスカメラが主流になってきていますが、映像撮影用カメラについては、ARRIやREDに続いて最近はBMDもOLPFを内蔵したカメラを販売するようになりました。
写真撮影に求める性能と動画に求める性能が真逆を行っているので、両方撮影可能なミラーレスカメラとなると、光学ローパスフィルターをどうするか・・というのは悩みどころになってしまいますね。
BMPCC6Kこと、Blackagic Design社の小型シネマカメラ、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6Kが2019年に販売開始となってから、5年が経過しましたが、現行機とまだまだ戦えそうなので、内蔵されているIRカットフィルターをRAWLITE IRカット+OL...
海外通販サイトの注文方法
海外のインターネット通信販売サイトを利用する場合には、最初に日本への国際配送は可能なのかを調べておく必要があります。
Check Outをクリックした後に自動でJapanが選択されたり、配送先の入力画面で手動で選べるような場合はだいたい大丈夫ですが、不安な場合は事前にカスタマーサポートに問い合わせておきましょう。
オンラインショップでの個人情報入力方法
海外の通販サイトや販売元で商品を購入した際は、母国語で記入する指定がある場合を除いて、全てローマ字表記と海外の住所の並びで記入しなければいけません。
日本国内で住所を書くときは、国・県・市・区・番地の順番で書いていきますが、海外では、番地・区・市・県・国の順番に記入していきます。
日本の宮城県仙台市〇〇区×× 11-26という住所を、海外表記で記入する場合は、「11-26 ××, 〇〇-ku Sendai-shi, Miyagi-ken, Japan(Miyagi-kenまたはMiyagiPrefecture)」と入力します。
住所の中に区が入る場合はWardやsectionのような海外における表記を使用せずに、日本での表記と同じ〇〇-ku、市町村であれば〇〇-shi・〇〇-machi(cho)・〇〇-mura(son)、〇〇郡は〇〇-gunと入力して下さい。
字が入る住所の場合は、入れても入れなくても届くようなので、△△市高舘熊野堂字〇〇1-1 ××マンション103号室であれば、#103 ××mansion 1-1, 〇〇, Takadatekumanodo, △△-shiまたは #103 ××mansion 1-1, 〇〇, aza, Takadatekumanodo, △△-shiのどちらでも大丈夫です。
輸入代行業者を挟んだ際には全て日本語で記載する入力項目だったのに、代行業者か発送元が勝手に母国語に翻訳をしてしまい、滅茶苦茶な順番のローマ字表記になってしまった場合でも無事に届いていた前例もあるので、ある程度は配送業者の方で検索できるデータベースがあるのではないかと思われます。
電話番号は、日本で使用する番号とほとんど変わらないのですが、一番最初に日本の国番号である+81を付けなければいけません。
日本国内の配送業者だけではなく、販売元や日本国内までの配送業者が理解できる形式じゃなければいけないので、090-1234-5678であれば、国番号の+81を付けて+8190-1234-5678と入力します。
国番号を付ける場合は、携帯電話・固定電話共に一番最初のゼロを省いた形式で入力をするのが、海外事業者から商品を購入する際の基本的な形式となります。
今回購入したRAWLITE OLPFもCAME-TVのスプリングハンドルを購入した時と同じように請求先を入力して無事に商品は届いています。
配達料は事前に引かれてはいましたが、別途日本に到着をしてから輸入関税の支払い手続きが必要になる場合もある事にご注意下さい。
カメラ用品は無税だったと思ったけど、何に分類されたのだろう・・。
FedexでCAME-TVのスプリングハンドルを個人輸入した時の記事は、こちらを参考にしていただければ幸いです。
近年はカメラの周辺機器を日本のメーカーが製造をせずに、海外のメーカーが販売している周辺機器を日本国内の店舗やオンラインショッピングで購入する機会が増えてきました。しかし、今回は日本国内では販売していない商品を購入するべく、生まれて初めての個人輸入で取り寄せてみましたので、注文方法から貨物の引き取りま...
DHLの国際配送はオランダから3日で到着!荷物追跡記録
OLPFを購入したRAWLITEはオランダにある企業なのですが、注文から発送まで1日、DHLに引き渡されてから日本に届くまで9日の予定が、わずか3日で届きました。
途中で別途輸入関税JPY5,480円の支払いがあったものの、支払い確認後に15分で国内のDHL施設を出発し、その日の夕方に佐川急便に引き渡され、次の日の午前11時には自宅に届いておりました。
DHLに引き渡されてから日本に届くまでの記録は下の画像で一覧表示にしておきました。
日本におけるオランダという呼び方は正式な国名ではなく、戦国時代にポルトガル人宣教師によって伝えられたポルトガル語のホラントの表記「Holanda」が由来になっているのだそうです。
ホラントとHolanda表記は、2020年1月1日をもって廃止する事を諸外国に呼び掛けており、オランダ語のNederland(ネーデルラント)と英語のthe Netherlands(ザ・ネザーランズ)が正式で、日本においてはオランダの呼び方を変更する事は無く、駐日オランダ王国大使館も日本語としてのオランダ呼びを認めています。
ある意味、日本は手遅れ・・という事なのでしょうね。
RAWLITEでBMPCC6K用OLPFを注文したのが2024年9月22日の事で、後日夕方にはDHLが荷物を引き取っていました。
RAWLITEは即日発送に対応をしているのか、1日もかからないうちに発送が完了していました。
1日目はオランダで荷物集荷
現地時間の2024年9月23日の16時57分にオランダのアムステルダムでDHLによって集荷され、21時26分にDHL施設に到着後、わずか1時間30分ほど経過した23時06分には次のDHL施設に向けて出発をしています。
- 16:57 (UTC +02:00) 荷物集荷 AMSTERDAM – NETHERLANDS, THE
- 21:26 (UTC +02:00) 荷物はDHL施設に到着しました AMSTERDAM – NETHERLANDS, THE
- 22:10 (UTC +02:00) DHL施設にて搬送処理中 AMSTERDAM – NETHERLANDS, THE
- 23:06 (UTC +02:00) 荷物はDHL施設を出発しました AMSTERDAM – NETHERLANDS, THE
2日目はドイツのライプツィヒ・ハレ空港から日本に出発
アムステルダムを出発した荷物は、現地時間の2024年9月24日にドイツのライプツィヒにあるDHL施設に到着し、その日の正午過ぎ頃の12時53分にライプツィヒ・ハレ空港から日本に向けて出発をしました。
ライプツィヒ・ハレ空港は、DHL AirとDHLエクスプレスとルフトハンザ・カーゴの合弁事業として設立されたアエロロジックの2つの貨物航空会社が拠点としているので、空港に到着をして日本の成田国際空港に向けて出発するまでは積み込みまでの待機時間も少なく、すぐに貨物航空便に搭載されています。
ライプツィヒ・ハレ空港発の成田国際空港行き貨物航空便のタイムスケジュールを見る限りでは、遅延か早発をしたアエロロジックに荷物が搭載されて日本に向けて飛び立ったようです。
- 1:12 (UTC +02:00) 荷物はDHL施設に到着しました LEIPZIG – GERMANY
- 2:13 (UTC +02:00) DHL施設にて搬送処理中 LEIPZIG – GERMANY
- 12:27 (UTC +02:00) 次のスケジュールムーブメントにて出発予定です LEIPZIG – GERMANY
- 12:53 (UTC +02:00) 荷物はDHL施設を出発しました LEIPZIG – GERMANY ←火曜日12:53の便は無い
3日目は日本に到着をして、国内配送を受け持つ佐川急便へ
2024年9月25日の8時42分に成田国際空港に到着をし、輸入通関手続きをするために一度東京へ、再び成田に戻ってその日の17時26分には、DHLの国内配送を受け持つ佐川急便に引き渡されました。
DHLは成田に通関営業所があったはず・・と思ったけど、後日の荷物追跡で同じ場所で配達業者に荷物が2回引き渡されているのを見ると、通知を受け取ったDHLの事業所が表示されているのかな?とも思います。
往復したとすると、荷物の状態が心配になってしまうぐらい早すぎますし・・。
FedExの時は輸入関税がかからない商品の個人輸入でしたが、今回は通関許可を受けた後に輸入関税の支払いが必要になりました。
輸入関税の支払いがある時は、DHLから送られてくるメールに記載されているリンクからオンライン決済が出来ますが、DHLのオンライン決済はクレジットカード払いのみの受付になっているようです。
現金支払いの場合は、DHLカスタマーサービスに電話またはお問い合わせ後に、荷物の受け取り時に配送業者に支払う方法も選択できます。
クレジットカード支払いの場合は、支払い確認後数分で反映されて、すぐに搬送処理に入ります。
受取先の住所が滅茶苦茶に入力されていたのが気になってしまったので、後ほどオンラインで変更手続きをいたしましたが、そのままでも多分届くかと思います。
- 0:01 (UTC +09:00) 通関情報が更新されました。 荷物が荷受国に到着する前に通関手続きを開始する場合もあります TOKYO – JAPAN
- 8:42 (UTC +09:00) 荷物は次のDHL施設に輸送中です NARITA – JAPAN
- 9:12 (UTC +09:00) 通関情報が更新されました。 荷物が荷受国に到着する前に通関手続きを開始する場合もあります TOKYO – JAPAN
- 10:18 (UTC +09:00) 荷物はDHL施設に到着しました TOKYO – JAPAN
- 10:56 (UTC +09:00) 通関許可 TOKYO – JAPAN ←関税支払いのメールが届きます。
- 11:07 (UTC +09:00) お支払いの完了を確認しました NARITA – JAPAN
- 11:23 (UTC +09:00) DHL施設にて搬送処理中 TOKYO – JAPAN
- 11:24 (UTC +09:00) 荷物はDHL施設を出発しました TOKYO – JAPAN
- 14:43 (UTC +09:00) 荷物はDHL施設に到着しました NARITA – JAPAN
- 17:26 (UTC +09:00) 荷物は配達業者への引き渡しが完了しました NARITA – JAPAN ←今回の配送業者は佐川急便になります。
集荷からわずか3日で荷物を受け取りました!
22日に商品を購入して次の日には集荷、DHLに引き渡されてからわずか3日後の2024年9月26日に自宅に荷物が届いておりました。
最初は9日で届く予定になっておりましたが、DHLの仕事の早さには驚かされてしまいます。
緩衝材が入った紙袋に入って届きましたが、中の荷物も無傷で無事にカメラへの取り付けも完了いたしました。
- 7:44 (UTC +09:00) 荷物は配達業者への引き渡しが完了しました NARITA – JAPAN
- 11:01 (UTC +09:00) 配達完了 Service Area: NARITA – JAPAN
NARITA – JAPANと表示されていますが、実際には佐川急便の仙台東営業所に届いてから配送を終わらせるまでの時間だったので、佐川急便から配達完了の通知を受け取ったDHLの営業所所在地が表示されているのだと思います。
DHLでの国際配送まとめ
- 発送先で住所の順番をぐちゃぐちゃに記入しても届く
- 商品によっては通関許可を受けた後に関税支払いの手続きをしなくてはいけない
- DHLでオランダから日本に届くまでは最短で3日
- 仕事は早いけど荷物は案外丁寧に扱われているっぽい
オランダのアムステルダムから600kmほどの距離にあるライプツィヒ・ハレ空港をDHL Airとアエロロジックが拠点としているため、ライプツィヒに到着してから成田国際空港に飛び立つまでの時間がそんなにかからなかったのだと思いますが、便数が少ない空港を出発するような場合は、もう少し時間がかかる場合もある事にご注意下さい。
海外の配送業者が荷物をぶん投げている動画を見かけた事もあるけど、仕事が早い割には丁寧に扱われているものだと分かるぐらい綺麗な品物が無事に手元に届きました。
これから海外の通販サイトを利用する予定のある方や、個人輸入でDHLを利用する予定がある方の参考になれば幸いです。
この記事へのコメントはありません。