宮城県大崎市の鳴子温泉から車で20分ほどの場所にある、鬼首(おにこうべ)地獄谷遊歩道です。吹上沢と呼ばれる沢沿いに作られた遊歩道で、岩の隙間から立ち上がる湯気と共に高温の熱湯が噴き出す様子を眺める事ができる自然散策スポットです。
記事内の目次
地獄谷遊歩道の概要
宮城県大崎市、栗原市、秋田県湯沢市、山形県最上町の東北地方3県にまたがる荒尾岳を中心とした直径13kmほどの鬼首カルデラは、現在も地熱活動が認められているカルデラで、その中の一部を流れている吹上沢に沿って約1km程の遊歩道が設けられている場所が、鬼首温泉の観光名所「地獄谷遊歩道」です。
鬼首温泉は、宮城県大崎市の鳴子温泉やさらに山沿いにある中山平温泉などと共に鳴子温泉郷と呼ばれ、紅葉シーズンやスキー・スノーボードなどのウィンタースポーツシーズンに訪れた際の宿泊先としても人気があります。
その一部にある自然豊かな地獄谷遊歩道は、鬼首カルデラを流れる吹上沢沿いに立ち上がる湯煙と共に温泉が湧き出している場所が無数にあり、秋には大自然の神秘的な光景を眺めながら紅葉狩りも楽しめるそうです。
鬼首・地獄谷遊歩道の中でも一番の名所である「紫地獄」は、川沿いの岩壁から常に高温の熱湯が噴き出しおり、他の場所よりも一際濃い湯煙が立ち上がっています。
以前はここで、卵やわらびを茹でている方もいましたが、現在は火傷の恐れがあるとの事で立ち入りはあまり推奨されていないようです。
紫地獄とは別に、この近くには持参した生卵を熱湯の中に入れて温泉卵を作る事が出来る卵湯と呼ばれる場所があり、専用の籠も用意されています。
その一方で吹上沢の方は、冷たい水と熱いお湯が混ざり合い、足を入れると温泉と同じぐらいの適温になっているんですよね。
場所によっては、沢の中で熱湯が湧き出している場所もあるのでご注意を!
一見するとただの水たまりのように見える場所でも、手を入れるとすごく熱かったりしますので、お子様連れの方は子供が手を入れないように見ていた方が良いです。
現在はどうなっているのかわかりませんが、遊歩道の桟橋の隙間から激しく熱湯が噴き出している場所もありました。
常に噴き出しているのではなく、不定期で地球の気の向くままに噴出しますので、ご注意を!
どのように噴き出すのかはこちらの動画で確認してみて下さい。
2021年の春には遊歩道の修理と整備が終了し、一部通行止めだった区間も再び通行できるようになりました。
手すり等が無い場所も多いため転落事故などが無いように注意して散策を楽しんで下さい。
鬼首・地獄谷遊歩道のアクセス情報
住所 | 東北地方/〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上16 |
時間 | 24時間(冬季は積雪のため散策不可) |
駐車場 | 無料 |
交通アクセス | JR陸羽東線 鳴子温泉駅から車で20分 |
マップコード | 573 186 000*85 |
撮影 | 撮影可 三脚や一脚等の撮影補助器具の使用可 狭い遊歩道ですので、歩行者への配慮を十分に行って下さい |
関連ウェブサイト | 宮城県大崎市公式ウェブサイト |
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