ムーミンを題材とした埼玉県飯能市のテーマパーク、ムーミンバレーパークでは、2025年11月1日からムーミン谷のクリスマス2025が開幕しました!新キャラクターも登場した新たなナイトショー「ムーミン谷のルミナスナイトショー」やスケートリンクなど、冬限定の楽しいイベントが実施されます。
ムーミンバレーパークの楽しみ方のご紹介
前回は生憎の雨の中でのムーミンバレーパーク2025年11月1日からムーミン谷のクリスマス2025が初訪問となりましたが、グリーティングやエンマの劇場で行われるムーミンショーは中止、主に屋内施設巡りやショッピング、ムーミンバレーパークの散策となりましたが、結局1日中楽しんでおりました。
その様子は、以下の関連記事カードリンク内で記事にしておりますが、はじまりの店・ムーミン谷エリア・コケムスやムーミン屋敷、海のオーケストラ号など、雨の日でも楽しめる屋内アクティビティを中心に詳しくご紹介しております。
つまらないなどの酷評も散見されるムーミンバレーパークは、ディズニーリゾートのようなキラキラテーマパークのつもりで行くと、肩透かしを食らったような気持ちになるのも完全に否定する事は出来ない部分もありますが、架空の設定ながらも森と水に囲まれた北欧フィンランドの大自然の中で、個性豊かなキャラクター達が出会っていくムーミン谷のストーリーに入り込む体験施設と考えて行くのが良いのかもしれません。
ムーミンのストーリーを半分ぐらいでも知って、ムーミンの魅力を知ってから行ってみると、思い思いに過ごすムーミンバレーパークの良さが伝わるような気もしますし、自然に寄り添って、仲間と共に生きるムーミンの世界観を感じられる場所だと気付けると思います。
前回は途中で中止になってしまってニンニの足しか出て来なかったムーミンショー「勇気を知った少女~ムーミン谷の仲間たちより~」のフルショーを見て、キャラクターグリーティングも楽しみたい!を目標にリベンジを誓って、ムーミン谷のクリスマス2025に合わせて再訪問をしてきました。
ムーミン谷のクリスマスとは?
「ムーミン谷のクリスマス」とは、トーベ・ヤンソン短編集『ムーミン谷の仲間たち』所収の「もみの木」を元にしたストーリーです。
冬眠していたムーミンが、ヘムレンに起こされて「クリスマスがやって来る」と言われて恐ろしいものが来るものだと勘違い。
ムーミン一家は、言われるがまま見よう見まねで、恐ろしいものから身を守るために綺麗な物で飾りつけをしたクリスマスツリーを作ったり、クリスマスさんをもてなすための御馳走を作ったりしますが、家に戻って恐る恐る外を見てみたら、はい虫(クニット)達がクリスマスを楽しんでいたというお話です。
プレゼントやツリーをはい虫に全部あげてしまいますが、ムーミン一家はクリスマスが恐ろしいものでは無さそうと気付くものの、よく分からないまま冬眠に入るという、ムーミン一家らしいユーモラスなお話なのです。
何となくクリスマスっぽくなっているけど、起源や発祥も詳しくは知らない・・ムーミン一家はクリスマスさんの脅威に備えて、分かっているはい虫達はクリスマスをお祝いして、元を知らなければ向いている方向はそれぞれであると、ムーミンの原作者トーベ・ヤンソンが与えてくれた気付きなのでしょうね。
キリストの降誕祭だったり、サンタクロースの国だったり、起源も風習もバラバラの組み合わせですから・・。
ムーミンバレーパークで開催するムーミン谷のクリスマス
ムーミンバレーパークでは、2025年11月1日からムーミン谷のクリスマス2025が開幕となりました。
絵本「ムーミン谷のクリスマス」の世界を再現した、ムーミン物語のちょっと不思議なクリスマスを体験するイベントとなっております。
クリスマスフラワーで知られるポインセチアもレットゥラ ラウンジ前に飾りつけされています。
ムーミンバレーパークは10時開場ですが、晴れ予報の1日という事もあって、15分前にはそれなりに長い列になっておりました。
園内はクリスマス仕様の飾りつけが施されていますが、2025年は「ムーミン」小説1作目の出版から80周年目を迎えた記念すべき年で、その年に行われる特別なウィンターイベントとなっています。
80周年仕様だったムーミンは、ムーミン谷のクリスマス仕様に変わって、雪をイメージした泡?も時々降ってきます。
エントランスからムーミン谷エリアへと続く並木道にはクリスマスをイメージしたバルーンスカイが頭上に広がり、シャボン玉にスモークを入れて雪に見立てた「ホワイトバブル」が飛び、シャボン玉がはじけるとスモークが広がる不思議な光景が楽しめます。
水浴び小屋も冬仕様に
ムーミンパパの作った水浴び小屋で、夏の間にムーミンたちは、泳いだり、釣りをしたり、ここでひと休みしたりしますが、11月は冬仕様です。
冬眠をするムーミン一家に変わって、冬の間に水浴び小屋を使っているのはトゥーティッキ(おしゃまさん)と、普段は姿を隠している生き物たちです。
水浴び小屋が冬仕様になると、トゥーティッキの帽子やシャツを見ることができるようになり、扉にはトゥーティッキの名前を掘った木札がかけられています。
湖上のテラスにムーミン谷のスケートリンクがオープン
湖上のテラスにオープンしたムーミン谷のスケートリンクは、転んでも服が濡れない樹脂製のエコリンクを使用しており、1デーパス購入者であれば、4才以上から誰でも無料で利用をする事ができます。
スケート靴(15㎝~30㎝)や手袋・ヘルメット・プロテクターなどの備品も無料で貸し出しを行っているので、手ぶらで来てもOK!
オープン前にはプロフィギュアスケーターの織田信成さんも来てデモスケーティングをしていたらしいですよ。
キャラクターグリーティングは1日中不定期で行われていました。
時間は不定期ですが、開園時から夕方ぐらいまでキャラクターグリーティングが行われていました。
ムーミン谷のクリスマス初日は、エンマの劇場前に赤いマフラーを巻いたムーミンが登場!
前回は雨で会えなかったキャラクターたちに遭えて大満足の娘の姿です。
リトルミイとスナフキンの核心をつく名言が多い異父兄弟にも会えました。
この後に嫁が、スナフキンから名言をもらってハーモニカも吹いてもらって感動して戻って来ていたけど、スナフキンとミイになりきっているというより、ミイスナの魂が乗り移っているかと思えるぐらいアドリブ名言がすごい。
中の人は、スナフキンが実在したらの悟りを開いちゃっている気がします。
姿や行動からみんなに気味悪がられているけど、本当は寂しがり屋で心優しいモランもキャラクターグリーティングに登場。
ゲストが集まって寂しくないから、冷気は出さずに一緒に写真を撮ってくれます。
ムーミンパパが、モランのぬいぐるみを見て震えていたのには笑いましたが、原作では可哀想に思ってしまうキャラクターなんですよね。
キャラクターグリーティングは、エンマの劇場やムーミン屋敷前などがあるムーミン谷エリアで入れ替わりながら行われていましたが、トゥーティッキには会えなかったから、もしかしたら水浴び小屋周辺にいたのかな?
エンマの劇場ではムーミンショーを実施
前回の谷入り時に1回目は雨で中止、2回目は途中で降雨中止になってしまい、ニンニの足しか見えなかったムーミンショー『勇気を知った少女』は最後まで見る事ができました。
『勇気を知った少女』は、皮肉屋のおばさんから冷たい仕打ちを受けて、だんだん青ざめて、他人の目から姿が見えなくなってしまったニンニが元の姿を取り戻す話で、短編集『ムーミン谷の仲間たち』に収録されている「目に見えない子」で登場します。
ムーミン一家の優しさに触れて、徐々に姿を見せるニンニですが、ある日、ムーミンたちはボートを浜に引き上げるため、ニンニも連れて海へ行くことにになりました。
ニンニは海を初めて見たため、その大きさに驚いて泣いてしまい、ムーミンママは海を見て、「ニンニとは違い自分は驚くことや胸をときめかせることが無いの」と言う。
その言葉を完全に理解できていないと思われるムーミンパパは、ムーミンママを驚かせるために、海に突き落とすことを企てます。
それを見たニンニはパパの尻尾に噛みついて、怒るという気持ちを取り戻した時に、ニンニはすっかり元の姿に戻ることができたのでした。
ニンニを元に戻したパパの手柄ではあるけど、ニンニにパパの暴走を止めて貰って良かった話でもあるんですよね。
そうじゃないと突っ込みたくなるような人間味もムーミン一家らしいと言えますが、さすがに突き落とすのは・・。
レットゥララウンジで食事
前回はコケムスで食事はしましたが、今回はレットゥララウンジに入りました。
コケムスはキャラクターの姿イメージのフードが多いけど、レットゥララウンジはキャラクターが作ったイメージの優しいママのボロネーゼがあります。
私はムーミン谷の雪降るカルボナーラを頼みましたが、値段は安くはないけど、それなりに美味しくて食べ応えはある量でした。
雲にのれたらをイメージした綿飴付きのドリンクは、ムーミンのマシュマロ付きも選べます。
子供達が飲んでいたから味は分からないけど、綿飴を溶かすと味が付くらしいです。
席によっては可愛いムーミンのキャラクターのぬいぐるみが置いてある所もあるので、空いている時間帯に行くのがオススメです。
新ナイトショー ムーミン谷のルミナスナイトショー開催
ムーミン屋敷の前で行われる新たなショー『ムーミン谷のルミナスナイトショー~クリスマスって なんだろう?~』の上演が17時30分と19時の2回行われました。
移り変わる光の下で、新曲「クリスマスってなんだろう?」にのせて繰り広げられるショーで、ムーミンバレーパークの新キャラクター「ご先祖様」も登場!
ムーミン谷の冬で登場する、毛むくじゃらのキャラクターですが、ムーミン族の1000年前の姿なのです。
そんな姿で現存している理由は不明ですが、ストーリー上はムーミン谷の冬にしか現れないはずなので、冬限定のキャラクターになりそうですよね。
ムーミン屋敷前の遊歩道で行われるルミナスナイトショーですが、ムーミン屋敷も見える南側の方が早く埋まって、反対側の北側は割と遅く埋まります。
最前列狙いであれば、2回目のショー北側を狙った方が割と平和に見れると思いますが、音楽に合わせて変化するメタセコイアのイルミネーションが見れなくなります。
また、ショーが行われていない時間帯も、ムーミン屋敷の両サイドに生えるメタセコイヤにはLEDのイルミネーションが灯り、ムーミンたちキャラクターのシルエットが時々出現する演出も行われます。
オーロラも現れるとの説明書きがありますが、コケムス屋上のレーザーかもしれないけど、どれの事かは不明。
花火やイルミネーションも楽しめる各エリア
公園内の木々やスケートリンクなどがライトアップされ、11月の土曜日・日曜日・祝日には18時からムーミン谷の湖上花火大会~冬~も行われます。
花火の観覧場所はおさびし山エリアとムーミン谷エリアを結ぶ遊歩道の中間ぐらいと、はじまりの店付近から水浴び小屋付近までの2箇所です。
1回目のルミナスナイトショーが終わってから15分ぐらいで花火が打上げられるので、明るいうちに花火の打ち上げ場所を確認しておくのが良いでしょう。
ムーミン好きにとってバレーパークは帰る場所
ムーミンの世界にあるファンタジー感にどっぷりと漬かれるムーミンバレーパークは、遊びに行く場所じゃなくてムーミン谷の住人として帰る場所と思いたくなるようなテーマパークです。
念願のグリーティングも楽しめたし、ムーミン谷のルミナスナイトショーも楽しめてリベンジは達成できました。
その他屋内施設のご紹介や、雨の日のムーミンバレーパークの楽しみ方は別記事でもご紹介しておりますので、谷入りする際はそちらも参考にしていただければ幸いです。
ムーミンバレーパーク 交通アクセス・観光情報
| 所在地 | 〒357-0001 埼玉県飯能市宮沢327−6 |
| 開催期間 | 2025年11月1日~12月25日 |
| 時間 | 10:00~20:00まで(ムーミン谷のクリスマス開催期間中) |
| 料金 | 1デーパス 大人前売り 3,900円 当日 4,300円 1デーパス こども前売り 1,000円 当日 1,300円 ナイトパス 大人前売り 2,300円 当日 2,500円 |
| 駐車場 | メッツァ駐車場 平日1,000円/日 土日祝1,500円/日 |
| 交通アクセス | 西武線 飯能駅から西武池袋線「飯能駅北口」1番線より「メッツァ」行き直行バス 約13分 圏央道狭山日高インターチェンジから県道262号線経由約5.4km |
| 関連ウェブサイト | ムーミンバレーパーク |



































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