宮城県栗原市と登米市にまたがるラムサール条約登録湿地である伊豆沼と内沼では、2024年7月20日から8月25日まで、水面を埋め尽くす蓮の花が咲く風景を遊覧船から眺める事ができる、伊豆沼・内沼はすまつりを開催します。
現時点で分かっている日程や遊覧船への乗船料金などの情報を、この記事にまとめました。
記事内の目次
日本最大級の蓮の名所!伊豆沼・内沼はすまつり
伊豆沼の概要
宮城県登米市と栗原市にまたがる伊豆沼は、面積369ヘクタール、平均水深0.76メートルの沼地で、周辺地域の洪水調整や灌漑用水として利用されてきました。
夏には水面を覆い尽くすほどの蓮の花を見れる県内屈指の花の名所と知られ、最盛期を迎えた頃には蓮の花の縫うように行き交う湖上遊覧船から湖上の景色を眺める事が出来ます。
秋から冬にかけてはマガン、ヒシクイ、マガモ、オナガガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、オオハクチョウ、コハクチョウなどが飛来する日本最大級の渡り鳥の越冬地としても知られており、「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として国の天然記念物に指定、また国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」にも登録されました。
水面を覆い尽くす蓮の花を間近で楽しむ伊豆沼・内沼はすまつり
日本最大級の蓮の花まつりである伊豆沼・内沼はすまつりは、築館会場、迫会場、若柳会場の3ヶ所で行われますが、伊豆沼の北側にある伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター付近の若柳会場に訪れてみました。
遊覧船乗り場の前にあるゲートで料金を支払って、桟橋を渡って乗船します。
蓮の花が見頃を迎えても、毎日朝8時頃に花を開かせて、10時頃を目安に徐々に蕾へと戻り、それを数日繰り返しているうちにやがて散っていきます。
会場によって遊覧船の運航時間は変わりますが、運航開始時間から9時頃までを目安に訪れる事をオススメします。
遊覧船は、蓮の花の間を縫うように予め決められたルートを進んでいきますが、乗客が多い休日よりも平日の方がゆっくりと進んでくれますので、蓮の花をゆっくりと楽しみたい方は平日がオススメです。
私が訪れた2021年は、過去10年間で最も多い数の蓮の花を咲かせた年でしたが、見頃を迎える前に洪水が発生してしまうと、極端に花の数が減ってしまう年もあるようです。
特に見頃を迎えた時期の休日は、乗客に待ち時間が出ないようにしている都合で、船を出すペースと運航速度は早め。
そして遊覧船は伊豆沼を周遊して、約15分ほどで乗船場に戻ってきます。
時間は限られてしまいますが、是非日本最大級の蓮の花の名所を一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
伊豆沼 はすまつりの映像
【6K】夏の宮城観光 日本最大規模の蓮の花が咲く伊豆沼・内沼はすまつりの風景
少し遅めの乗船だったので、一部の蓮の花が蕾のもどりつつある時間帯の映像ですが、乗船している気分でこの映像を楽しんでいただけたら幸いです。
伊豆沼・内沼はすまつり 交通アクセス・時間・駐車場情報
所在地 | 〒989-5504 宮城県栗原市若柳上畑岡敷味 |
開催期間 | 2024年7月20日から8月25日 |
時間 | 若柳会場 8:00~13:00 築館会場 8:00~14:00 (土日祝・お盆休みのみ運航) 迫会場 7:30~15:00 |
乗船料金 | 大人 800円/子供 500円 |
駐車場 | 若柳会場 100台/築館会場 50台/迫会場 50台 |
交通アクセス | 東北自動車道築館ICから車で9分 |
関連ウェブサイト | 栗原市観光ポータルサイト ぎゅぎゅっとくりはら 栗原市観光物産協会 |
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