宮城県仙台市青葉区北山の寺院、慈雲山 資福禅寺(資福寺)は6月になると、境内の随所に植えられている約1200株の紫陽花が花を咲かせます。ここは伊達家ゆかりの宮城県の花の名所・あじさい寺として知られ、この時期には大勢の観光客が訪れる程の人気観光スポットとなります。
記事内の目次
宮城県のあじさい寺・資福寺の紫陽花
紫陽花の名所 資福寺とは?
宮城県仙台市青葉区北山にある臨済宗妙心寺派の寺院である資福寺は、慈雲山 資福禅寺とも呼ばれ仙台城下町の北部に位置する仏閣です。近年の資福寺はTwitterやinstagramなどのSNSが普及すると共に境内各所で紫陽花の花が咲くことから「仙台のあじさい寺」として親しまれ、平日休日問わず大勢の観光客が訪れる程の人気観光スポットとなりました。
資福寺の紫陽花
資福寺には敷地内全体で約1200株の紫陽花が植えられていて、毎年6月の梅雨の時期になると境内のいたるところで一斉に花を咲かせます。
特に有名になっているのが山門までの参道で、階段の両脇から溢れ出てくるように咲く背丈ほどの美しいアジサイの花が見ごろを迎えていました。
資福寺に訪れた当日も大勢の方々が参道の紫陽花周辺で写真を撮影しておりましたが、階段の幅が半分になってしまうのかと思うぐらいにボリューム感のある花々が楽しめる場所となっていました。
参道の紫陽花は山門の側まで咲いていて、ここをくぐれば境内に入れます。三脚を使用して撮影していた方も見受けられましたが、とても狭い場所なので譲り合って使用しましょう。
日当たりが良いので手持ちで大丈夫なぐらいの光量はありますので三脚は無くても大丈夫です。
境内の一角にある二宮金次郎こと尊徳の像周辺にも紫やピンク色のあじさいが咲き誇ります。
薪を背負いながら本を読んで歩く姿で知られる二宮金次郎像ですが、「歩いて本を読むのは危険だ」「歩きスマホをイメージさせる」というクレームに敗北して小学校にあるものは消え始めているとの事。
最近は見かける機会も少なくなったなと感じてはいましたが、そのような背景があったようです。
資福寺の本堂へ向かう参道脇にも紫陽花の花が咲いています。
資福寺は元々山形県高畠町に建立された寺院でしたが、戦国時代に住職となった虎哉 宗乙が仙台藩主伊達政宗の教育を任されていた事から、後に政宗の移封に従って岩出山、仙台へと移っていったそうです。
山形県高畠町には現在も資福寺跡が残されていて、 伊達政宗の先祖にあたる伊達家九代儀山政宗夫妻や父輝宗とその重臣遠藤山城守基信の墓も残されているそうで、資福寺は伊達家ゆかりの地でもある事はあまり知られていません。
ジメジメした梅雨の時期に咲く花ですが、ボリューム感もある見応えのある景色で楽しませてくれます。晴れ間が見えたら是非訪れてみて下さい。
仙台のあじさい寺 資福寺の動画
[4K]Ajisai Temple 仙台のあじさい寺・資福寺に咲く1200株の紫陽花 hydrangea flower in the shifukuji temple, Miyagi Japan
2019年6月に撮影した映像です。2018年よりも咲き方にバラつきがあり、あまり咲き揃っていないようなイメージでした。今年は日照時間が短いせいもあったのかもしれませんね。
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紫陽花やアヤメを中心に百合や薔薇などの美しい花々が楽しめる宮城県内の花の名所を紹介する映像でも、仙台のあじさい寺 資福寺の映像を収録しました。
注意事項
- 本堂の裏側に駐車場はありますが、大きい車だと対向車とすれ違えない程に狭い道となっていますので、混みそうな日や運転に自信の無い方は公共の交通機関を利用した方が良いでしょう。
車で行った時には、駐車場から下りて来る車が見えた場合、無理に進まず下で待つか広い場所で待機していた方が無難でしょう。 - 参道はとても狭いので、三脚の使用や大人数での撮影は控えて譲り合って楽しく撮影しましょう。トラブルが起きてしまうと撮影禁止ともなりかねません。
- 紫陽花は資福寺の所有物ですので、刈り取ったり持ち帰ったりせず見て楽しみましょう。
資福寺(しふくじ)の所在地や交通アクセス情報
所在地 | 東北地方/宮城県仙台市青葉区北山1丁目 |
期間 | 6月中旬~7月上旬 |
時間 | |
駐車場 | 無料 約50台(境内裏側) |
交通アクセス | JR仙山線 北仙台駅から徒歩12分 北山駅から徒歩15分 |
マップコード | 21 703 559*25 21 703 590*87(駐車場) |
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