新潟県新発田市の五十公野公園(いじみのこうえん)のあやめ園で開催する、しばたあやめまつりをご紹介します。日本を代表する四箇所のあやめ園の一角として知られ、300品種60万本のあやめ(花菖蒲)の花々や夜間のライトアップも楽しめます。
記事内の目次
日本四大あやめ園の一角!五十公野公園 しばたあやめまつり
日本を代表するあやめ園の一角でもある五十公野公園のあやめ園
新潟県新発田市の新発田駅から東方向に約2kmほどの距離に位置する五十公野公園(いじみのこうえん)は、日本の都市公園100選に選出されている他、陸上競技場、サッカー場、テニスコートなどが併設されている89.3ヘクタールの総合公園です。
五十公野公園内にある升潟(ますがた)に沿って整備されている自然散策路を通った先にあるのが、しばたあやめまつりが開催されるあやめ園になります。
日本四大あやめ園とは?
長井あやめ園(山形県長井市)、水郷潮来あやめ園(茨城県潮来市)、水郷佐原あやめパーク(千葉県香取市)の三カ所が、日本を代表するあやめ園である日本三大あやめ園に選ばれていましたが、その三カ所に匹敵するあやめ園である事をPRした五十公野公園のあやめ園を追加したものを、日本四大あやめ園と呼ぶようになりました。
- 長井あやめ園(山形県長井市) 500種類100万本
- 水郷潮来あやめ園(茨城県潮来市) 500種類100万本
- 水郷佐原あやめパーク(千葉県香取市) 400種類150万本
- 五十公野公園 あやめ園(新潟県新発田市) 300種類60万本
ちなみに宮城県多賀城市の多賀城跡あやめ園は800種類300万本ですが、これはどこにカウントされているのやら?
五十公野公園で開催するしばたあやめまつり
五十公野公園内にある升潟に沿って整備された遊歩道を歩いて進むと、しばたあやめまつりが行われているあやめ園に到着します。
谷の中にアヤメを植栽しているため、上から見下ろすように眺めたり、遊歩道から降りて間近でアヤメの花を眺めたり出来るのも、しばたあやめまつりの特徴です。
私が訪れた日は6部から7部咲きほどでしたが、この区画はほぼ満開のアヤメの花を楽しめました。
もう少し奥に進むと、さらに広大なあやめ園があり、こちら側で咲いているアヤメは全体で6部咲きほどでしたが、日当たりの良くない場所では、まだつぼみのアヤメもありましたので、咲き揃う時期に多少のバラつきはあったようです。
2022年は観測史上で最も早い梅雨明けとなりましたので、例年よりも強い日差しを浴びてバラつきが出たのではないかと考えておりますが、色とりどりの菖蒲が咲いている風景は、さすが日本四大あやめ園の一角であると思わせられる程です。
幼稚園児や小学生の背丈を超えるほどの高さに成長した種類もありましたが、同じ花の色でも伸びる高さによって名称が全く違かったりします。
区画ごとに色分けされて植栽されているアヤメの側には、種類や名称が記された札が立てられていますが、花が咲く前の球根をどうやって見分けているのだろう。
しばたあやめまつり開催期間中は、人力車の運行も行われますが、どうやら休日限定の催し物らしく、私が訪れた日は人力車で園内を周遊している様子を見る事は出来ませんでした。
しばたあやめまつりのライトアップ
しばたあやめまつりの開催期間中は、昼間とは違った景色を楽しめる幻想的なライトアップも日没から9時頃まで連日行われています。
もう少し混雑するのかと思って駐車場に早めに到着していましたが、日中よりも人出が少なかったのは意外でした。
昼でも夜でも駐車場の駐車可能台数は1500台ほどあるので、陸上競技やサッカーの大会などと被らなければ終日を通して車を止められなくなる事は無さそうです。
エンジン式投光器であやめ園内を照らすタイプのライトアップなので、場所によっては光が強く感じる場所もありますが、逆光状態で花びらが透き通るように輝いている様子は、とても美しく感じられました。
また、照明の光が届きにくいあやめ園内の奥の方では蛍が飛んでいる時もあるらしく、この日も蛍が飛んでいる様子を見かけた方がいたという話もありました。
しばたあやめまつりの映像
新潟 初夏の花風景 あやめまつり3選
2日間かけて、新潟県内のあやめ園で最も有名な、瓢湖あやめ園の瓢湖あやめまつり、しらさぎ森林公園の花菖蒲まつり、そして今回ご紹介した五十公野公園のしばたあやめまつりの様子を映像で撮影をいたしました。
少し長い映像となりますが、是非来年以降の参考としてご視聴いただければ幸いです。
しばたあやめまつり 交通アクセス・時間・駐車場情報
所在地 | 〒957-0021 新潟県新発田市五十公野 五十公野公園 あやめ園 |
開催期間 | 2022年6月15日~6月26日 |
時間 | ライトアップ:18:00~21:00頃まで |
入場料 | 入園協力金 100円 |
駐車場 | 普通車:1500台 |
交通アクセス | JR新発田駅からタクシーで5分 日本海東北自動車道 聖籠新発田I.C.からR7経由で車20分 |
関連ウェブサイト | 新発田市観光協会 にいがた観光ナビ しばたあやめまつり |
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