宮城県仙台市で開催されるSENDAI光のページェント2019は、杜の都・仙台の冬の風物詩として親しまれているイルミネーションイベントです。第34回を迎える2019年は、定禅寺通りのケヤキ並木160本に約60万球のLEDが灯され、街の中心部に美しい光の回廊が広がります。
12月22日には、サンタクロースやトナカイに扮した市民、マーチングバンドなどが定禅寺通りを行進するサンタの森の物語も開催されます。仙台の幻想的な冬の夜景を楽しめる見どころや撮影スポット、開催日程、交通アクセスなどを写真や動画とともにご紹介します。
SENDAI光のページェントの見どころ
仙台市中心部の北側に位置する定禅寺通りは、勾当台公園と西公園を結ぶ約700mの通りで、杜の都・仙台を象徴するケヤキ並木が続く美しい並木道です。
1986年に始まったSENDAI光のページェントは、冬の仙台を明るく照らしたいという市民の思いから誕生しました。かつては「スターライトリーフ」と呼ばれる温かみのある白熱電球が使用されていましたが、2009年から実行委員会とLEDメーカーが共同開発した特注の電球色LED「仙台カラー」への切り替えが始まり、2010年には全面的にLED化されました。
従来の白熱電球が持つ柔らかな色合いを再現した仙台カラーの光は、LED化された現在も変わらず、仙台の冬を黄金色に彩っています。
頭上を覆い尽くす光の回廊が凄い!
定禅寺通りのケヤキ並木は、1958年に植樹されたケヤキが4列に並んでいるのが特徴です。2019年のSENDAI光のページェントでは、そのうち160本のケヤキに約60万球のLEDが装飾され、大きく張り出した枝の先まで光が広がる幻想的なイルミネーションを楽しめます。
特に中央緑道を歩くと、頭上を覆い尽くすように広がる光のトンネルを間近で眺められるため、仙台のイルミネーションを撮影する絶好のスポットにもなっています。
例年、勾当台公園や仙台三越に近い東側は多くの観光客で混雑しますが、西公園方面へ進むと比較的人通りが落ち着く場所もあります。混雑を避けながらゆっくりと光の回廊を楽しみたい方は、西側まで散策してみるのもおすすめです。ただし、週末やクリスマス前後は通り全体が混み合うこともあります。
リフレクションが狙えるフォトスポット
SENDAI光のページェントの魅力は、ケヤキ並木を彩るイルミネーションだけではありません。定禅寺通り沿いにはガラス張りの建物が多く、窓ガラスに反射した光が街並みと重なり合う、美しい夜景を撮影することもできます。
中でも、ガラスを多用した外観が特徴的な「せんだいメディアテーク」は、イルミネーションのリフレクションを狙えるフォトスポットです。建物のガラス面に映り込む無数の光と、実際のケヤキ並木を一緒に構図へ収めることで、通常とは異なる奥行きのある幻想的な写真が撮影できます。
定禅寺通りのシンボルにもなっているブロンズ像
定禅寺通りの中央緑道には、仙台市が進めてきた「彫刻のあるまちづくり事業」の一環として、イタリアの著名な彫刻家による3体のブロンズ像が設置されています。
ヴェナンツォ・クロチェッティ(Venanzo Crocetti)の「水浴の女」、エミリオ・グレコ(Emilio Greco)の「夏の想い出」、ジャコモ・マンズー(Giacomo Manzù)の「オデュッセウス」で、いずれも定禅寺通りを象徴する芸術作品です。
ギリシャ神話の英雄を題材とした「オデュッセウス」をはじめ、イルミネーションに照らされたブロンズ像は昼間とは異なる表情を見せてくれます。彫刻とケヤキ並木の光を組み合わせた構図は、SENDAI光のページェントならではの撮影スポットとなっています。
ページェントカー
SENDAI光のページェントの名物の一つが、色鮮やかなイルミネーションを装飾した「ページェントカー」です。
点灯期間中には、サンタクロースを乗せたページェントカーが定禅寺通りを走行することがあり、ケヤキ並木の光とともにクリスマスらしい華やかな光景を楽しめます。
運行は不定期のため、必ず見られるわけではありませんが、中央緑道から眺めるとイルミネーションに包まれた車両を撮影できることもあります。撮影の際は車道に立ち入らず、安全な場所から楽しみましょう。
サンタの森の物語
SENDAI光のページェントで開催される「サンタの森の物語」は、サンタクロースやトナカイの衣装を身にまとった市民とマーチングバンドなどが、イルミネーションに彩られた定禅寺通りを行進するクリスマスイベントです。
2019年は12月22日の17時30分から19時45分まで開催され、前半と後半の2回に分かれたパレードのほか、音楽演奏やダンスなどのパフォーマンスが予定されています。
マーチングバンドの迫力ある演奏や華やかなパフォーマンスが約60万球の光と共演する光景は、通常のイルミネーションとは異なる魅力があります。
掲載した写真は、2018年のサンタの森の物語を撮影した動画から切り抜いたものです。出演された団体の皆さん、本当にお疲れさまでした。岩手県花巻市で開催された東北スーパーマーチングの後にもかかわらず、疲れを感じさせない素晴らしいパレードが印象に残っています。
消灯したイルミネーションが再点灯するスターライトウィンク
SENDAI光のページェントで特に人気のある演出が、点灯中のイルミネーションを一度消灯し、一斉に再点灯させる「スターライト・ウインク」です。
1993年に始まったこの演出は、点灯の瞬間を見逃した来場者にも感動を味わってもらいたいという思いから誕生しました。約1分間にわたってケヤキ並木の光が消えた後、約60万球のイルミネーションが一斉に輝き始める光景は圧巻で、再点灯の瞬間には観客から歓声が上がります。
2019年は18時・19時・20時の1日3回実施されますが、サンタの森の物語が開催される12月22日は実施されません。
掲載した2011年の動画では、暗闇から一瞬で光の回廊へと変わるスターライト・ウインクの幻想的な光景をご覧いただけます。
SENDAI光のページェントの映像
動画:2020年 SENDAI光のページェント 仙台・杜の都のイルミネーション Christmas Lights in Sendai Japan
定禅寺通りのケヤキ並木を黄金色に照らすイルミネーションは、写真だけでなく動画でも楽しめます。頭上に広がる無数の光や、仙台の街並みと調和した幻想的な夜景など、SENDAI光のページェントならではの美しい映像をご覧ください。
SENDAI光のページェントは、市民や企業の協賛、募金などによって支えられているイベントです。2019年も実行委員会では協賛やクラウドファンディングによる支援を呼びかけており、仙台の冬を彩る光を守るための活動が続けられています。
SENDAI光のページェント 日程・場所・駐車場情報
| 開催場所 | 宮城県仙台市青葉区 定禅寺通り(東二番丁通~仙台市民会館前)・勾当台公園周辺 |
| 開催日時 | 2019年12月6日(金)~12月31日(火) |
| 開催時間 | 日曜日~木曜日 17:30~22:00 金曜日・土曜日・12月22日・24日 17:30~23:00 12月31日 17:30~24:00 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし。近隣のコインパーキングなどをご利用ください。 |
| 交通アクセス | 仙台市地下鉄南北線 勾当台公園駅下車すぐ 東北自動車道 仙台宮城ICから仙台西道路を経由し、県庁・市役所方面へ |
| 撮影 | 写真・動画撮影可。三脚や一脚などの撮影補助器具は通行の妨げとならないよう注意し、現地の案内や規制に従ってください。 |
| マップコード | 21 644 532*85 |
| 関連ウェブサイト | SENDAI光のページェント |












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