日本国民の総氏神である伊勢神宮(三重県伊勢市)から直接御神体を賜った県内唯一の由緒正しい神社で、宮城のお伊勢様とも呼ばれて県民市民から親しまれている、宮城県仙台市の仙台大神宮(仙臺大神宮)への参拝記録を写真と共にご紹介していきます!
記事内の目次
宮城のお伊勢様 仙台大神宮の成り立ち
仙台大神宮は、宮城県仙台市片平の仙台地方検察庁南側、仙台市民の憩いの場として親しまれている仙台西公園の東側付近に位置します。
伊勢神宮を本宗と仰ぎ分祀された由緒ある神社で、伊達騒動(寛文事件)の時、病をおし奔走し忠誠を尽くし江戸において乗り物御免の栄を受けた、茂庭周防の屋敷跡に鎮座しています。
明治14年(1881年)に、伊勢に神宮教院が開設されると共に、全国を三十一教区に区分し、第4教区宮城地方本部として設営する際に、神宮の御分霊をこの地に勧請したのが、仙台大神宮の祖となる神宮教奥羽教会所の始まりです。
その後神宮奉斎会宮城本部と改称されましたが、1946年に日本政府に対してGHQが発した神道指令により宮城本部を解散後、仙臺大神宮として設立しました。
仙台大神宮の神門
仙台大神宮の神門は、仙台駅西口バスターミナルから西公園通りに接続する南町通りに面しています。
周囲がマンションやビルに囲まれた場所に鎮座している小さな神社となっていますが、滞在時間40分程の間にも3組から4組の参拝客が訪れていました。
青葉通り側から入るコインパーキングの看板が設置されているけど、神門の東側にある無料の駐車場が参拝客向けの無料駐車場になっています。
神門から続く参道には、可愛らしい提灯が吊り下げられていました。
手水舎と授与品
参道を進んですぐの場所には、初夏らしい彩りが加えられた手水舎があります。
季節によって花や飾りが変えられるらしく、梅雨入り前の6月上旬は寒色中心の花々がとてもお洒落でした。
向かい側の授与所では、神社木札や各種お守り、絵馬などを受けられる他、参拝や観光の記念となる仙台大神宮オリジナルの御朱印も用意してあります。
また、水に浸けると文字が浮かび上がる「幸せ水みくじ」もありました。
一番下のあわせ絵馬は、人に見られたくない願い事や推し活の願い事などを書くのに人気があるそう。
NiziU Live with U 2025の最前列祈願でも書いてくれば良かったような気もする・・。
仙台大神宮の拝殿と本殿
仙台大神宮の御祭神に天照大神、豊受大神、天之御中主神、伊弉諾尊、伊弉冉尊の夫婦神の五柱が祀られています。
これらの神々を祭神としている事から、健康長寿、恋愛成就、安産祈願、子授かり、厄除、除災招福、所願成就、五穀豊穣、商売繁盛などにご利益があるとされており、参拝形式は二拝二拍手一拝となります。
拝殿の隣にも賽銭箱や鈴が設置された社がありますが、こちらが仙臺大神宮の本殿です。
こっちは何?と思いながら参拝をしたけど、よくよく考えてみると神門から真っすぐ一本の参道で繋がっている所で気付くべきでした。
内部には、仙台城が建てられる以前の青葉山に存在していた千躰仏(千体仏)の一部が保存されており、千躰(千体)から千代、そして仙臺の地名の由来になったのだと伝えられています。(諸説あり)
千体仏の現在は、仙台市内各所にて分散されて保存されており、仙台大神宮以外では、愛宕山の千体堂と上杉の天台宗 光禅寺にもあります。
西公園に鎮座する櫻岡大神宮も両宮を勧請しているため、二社の直接的な関係性は無いと思いますが、仙台藩藩祖伊達政宗公によって、伊勢神宮より御分霊を勧請した由緒ある神社ではあるので、仙台大神宮で参拝をした際は立ち寄っておきたい所。
桜の名所である仙台西公園の中にあり、仙台大神宮から500メートルほどの場所に鎮座しています。
仙台大神宮 交通アクセス・時間・駐車場情報
所在地 | 〒980-0812 宮城県仙台市青葉区片平1丁目3−6 |
時間 | 9:00~16:00 |
駐車場 | 普通車:6台 D-parking 片平1丁目第1:普通車6台(30分 200円) |
交通アクセス | 仙台市営地下鉄東西線 大町西公園駅から徒歩4分 東北自動車道仙台宮城ICから約7分 |
関連ウェブサイト | 仙台大神宮instagram |
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