埼玉県鴻巣市の糠田運動場・荒川河川敷で開催される「こうのす花火大会」は、尺玉300連発を中心とするフィナーレ「鳳凰乱舞(おおとりらんぶ)」で知られる花火大会です。正三尺玉や四尺玉が夜空に大輪の花を咲かせる迫力の演出に加え、2013年には関東で初めて四尺玉の打ち上げに成功し、2014年には重さ464.826kgの四尺玉がギネス世界記録に認定されました。
こうのす花火大会の内容
埼玉県鴻巣市の糠田運動場と荒川河川敷を会場とするこうのす花火大会は、地域の振興と子どもたちに夢や希望を与えたいという願いを込めて、鴻巣市商工会青年部が2002年(平成14年)に始めた花火大会です。第7回となる2008年には約15,000発の花火が打ち上げられ、正三尺玉も登場するなど、回を重ねるごとに規模を拡大してきました。
大きな転機となったのは、東日本大震災が発生した2011年(平成23年)の第10回大会です。フィナーレを飾る「鳳凰乱舞(おおとりらんぶ)」では、尺玉300発と正三尺玉2発の合計302発を約4分間で打ち上げ、1分間当たりの尺玉以上の打ち上げ数で日本一に認定されました。その後も演出の規模を広げ、2013年には関東初となる四尺玉の打ち上げを成功させるなど、大玉花火を中心とした圧巻のフィナーレが大会最大の見どころとなっています。
こうのす花火大会の四尺玉
日本で正四尺玉の打ち上げで知られる花火大会には、新潟県小千谷市で開催される片貝まつり 浅原神社秋季例大祭奉納大煙火があります。片貝まつりでは、重さ約420kgの正四尺玉を地上約800mまで打ち上げ、開花直径が約800mにも広がる巨大な花火を観賞できます。
これに対して、埼玉県鴻巣市のこうのす花火大会では、2013年10月12日に開催された第12回大会で、関東地方では初となる四尺玉の打ち上げに成功しました。尺玉300連発で構成されるラストスターマイン「鳳凰乱舞」の中盤に正三尺玉1発が打ち上げられ、最後には四尺玉が夜空に大輪の花を咲かせました。
翌2014年10月11日の第13回大会では、重さ464.826kgの四尺玉を打ち上げ、ギネス世界記録の「Largest aerial firework shell(最大の打ち上げ花火)」に認定されました。2013年の関東初の打ち上げ成功に続き、2014年には花火玉の重量で世界記録を樹立したことになります。
ギネス記録に認定された四尺玉の記録
| 玉の直径 | 玉の重量 |
| 105.5cm | 464.826kg |
世界一正四尺玉に関する関連記事
その後、2017年12月31日にアラブ首長国連邦で重さ1,087.26kgの花火が打ち上げられ、ギネス世界記録が更新されました。2019年当時、こうのす花火大会の四尺玉は世界最重量の記録を保持していませんでしたが、日本の花火技術を世界に示した歴史的な打ち上げとして知られています。
https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/largest-aerial-firework-shell
こうのす花火大会 関連動画
2013年 こうのす花火大会 日本一のラストスターマイン 鳳凰乱舞
2013年10月12日に開催された第12回こうのす花火大会のフィナーレ「鳳凰乱舞」を収めた動画です。尺玉300連発によるワイドスターマインから正三尺玉、そして関東初の打ち上げに成功した四尺玉まで、大玉花火が次々と夜空に開く迫力の映像をご覧いただけます。
特に、尺玉以上の大玉が連続して打ち上がる光景は圧巻で、荒川河川敷の広大な打ち上げ場所を生かしたスケールの大きな演出が魅力です。四尺玉の開花とともに広がる光や轟音など、通常のスターマインとは異なる迫力と臨場感を楽しめます。
2011年 こうのす花火大会 正三尺玉2発・尺玉300連発「鳳凰乱舞」
2011年10月8日に開催された第10回こうのす花火大会から、正三尺玉2発と尺玉300連発で構成された初披露の「鳳凰乱舞」を撮影した動画です。当時は約1,000mの打ち上げ幅を生かした演出が行われ、次々と打ち上がる尺玉の轟音と夜空いっぱいに広がる美しい花火が大きな見どころとなりました。
なかでも、形が崩れることなく綺麗な真円を描いた正三尺玉の開花は印象的で、大玉花火ならではの迫力と日本の花火師の高度な技術を感じられる光景でした。
こうのす花火大会 交通アクセスや日程情報
| 開催場所 | 関東地方/埼玉県鴻巣市糠田 糠田運動場・荒川河川敷 |
| 開催日時 | 2019年10月12日 18:00~20:00(台風19号の影響により中止) |
| 花火打ち上げ数 | 約20,000発(開催予定時の規模) |
| 担当煙火店 | アルプス煙火工業㈱・本家神田煙火工業㈲ |
| 観覧場所 | 無料観覧会場あり 糠田運動場 有料観覧会場・協賛者観覧会場 糠田メイン会場第2観覧会場 |
| 交通アクセス | JR高崎線 鴻巣駅から徒歩約30~35分(観覧会場により異なる) 首都圏中央連絡自動車道 桶川北本ICから車で約20分 関越自動車道 東松山ICから車で約25分 |
| マップコード | 14 493 534*67 |
この記事は、2019年当時の開催予定と、それまでの大会実績に基づいて執筆しています。開催日程や観覧会場、交通規制、駐車場などの情報は年度によって異なるため、詳細については公式ホームページ等をご確認ください。






鴻巣のは正四尺玉ではありません。
号数で言えば36号です。
記事中で直径105cmと書いているのに、どうして120cmの正四尺玉として紹介するのでしょうか?
正四尺玉の名称で直径105cmの花火を最初に上げたという皮肉ですよ。
伝わらないのは千葉県我孫子市の花火鑑賞士 郷達也君 (X : @1217tatsuya_)ぐらいだと思っていました。