岩手県一関市東山町の観光名所である猊鼻渓(げいびけい)は、砂鉄川沿いに高さ50メートルの切り立った岩壁が2Kmも続く国指定の名勝で、大自然の絶景を眺めながら川を下る舟下りが名物となっています。船を降りた先では岩の穴に石を入れる運試しも楽しめます。
記事内の目次
岩手県南の観光名所である猊鼻渓(げいび渓)の舟下り
猊鼻渓(げいびけい)の魅力とは?
猊鼻渓(げいびけい)とは、岩手県一関市東山町を流れる砂鉄川の全長2km部分に位置する、高さ50mを超える石灰岩の岩壁が続く景勝地です。
この名称の由来は、侵食した鍾乳石が獅子の鼻に似ている事から猊鼻渓と名付けられ、岩手県で初めて国の名勝にも指定されました。
また、四季を通して景色が美しく、新緑の季節や紅葉の季節などにも全国から観光客が訪れる人気の観光スポットとしても知られ、特に自然の景観を楽しみながらゆっくりとした速度で運航している舟下りはとても有名です。
げいび渓の舟下りは、遊覧乗船券発券所から手漕ぎ船で片道45分程かけてゆっくりと進み、船頭さんによる奇岩の数々の紹介と共に折り返し地点である三好ケ丘に向かいます。
途中にある毘沙門窟は、船上から賽銭箱にお金を投げ入れてから手を合わせる事によりご利益があると言われていますので、船に乗ったら小銭を準備しておいた方が良いでしょう。
写真では近くに見えるので簡単なようにも見えますが、意外と難しくて入りそうで入らないものなんです。
猊鼻渓の両岸には高さ50メートルの石灰岩がそびえ立ち、先に進むごとにそれぞれ違った景色が眺められると同時に、船頭さんが、奇岩の名称と共に由来や成り立ちなどを船を漕ぎながらユーモアたっぷりに解説してくれます。
舟下りの最中は船上から魚への餌やりも楽しむ事ができるので、小さなお子様連れでも子供たちを飽きさせずに舟下りを楽しめます。このエサは発券所と三好ケ丘の両方で購入する事が出来ます。
また、舟下りの最中は飲食自由ですので乗船する前には飲み物や軽食などを購入しておいた方が良いでしょう。
一応、乗船直後は船内での飲食物販売も行います。
折り返し地点の三好ケ丘では、船を降りて大猊鼻岩まで散策をする事が出来ます。
出航の時間は言われますが、他の船に乗っても戻る事が出来るため、そこまで時間にこだわらなくても良さそうでした(乗り遅れましたw)
奥が終着点の大猊鼻岩で、ここでは「うん玉」を穴に投げ入れて、穴に入ったら手を合わせて願い事をする運試しをする事が出来てます。
戻りの船では「穴に入った人はいますか?」と聞かれたのですが、入った人の中でも手を合わせるのを忘れた人も多かったようで、船頭さんにはそこを突っ込まれてしまいました。
片道45分の長旅ですが、時間を感じさせないぐらいにとても楽しく、帰りも行きと違った案内や歌も聞かせていただいたりします。家族連れやカップルなどで猊鼻渓に足を運んでみて下さい。
一応間違える事は無いと思いますが、一関市には厳美渓(げんびけい)と呼ばれる観光スポットがありますので、ご注意下さい。
間違えたとしても、パステルブルーの水流や景観が美しく、空飛ぶ団子で有名になった観光名所ですので、機会があったら是非訪れてみて下さい。
猊鼻渓 所在地や交通アクセス情報
所在地 | 東北地方|〒029-0302 岩手県一関市東山町長坂町467番地 |
期間 | 無休 3/21~3/31 9:30~15:30 4/1~8/31 8:30~16:00 9/1~11/10 8:30~16:00 11/11~11/20 8:30~15:30 11/21~3/20 9:30~15:00 |
舟下り料金 | 大人1,800円 小人900円 幼児200円 |
駐車場 | 船着場周辺 500円 げいびレストハウス・ひがしやま観光ホテル前等は無料 |
交通アクセス | JR一ノ関駅乗り換えJR大船渡線・猊鼻渓駅下車徒歩5分 東北自動車道一関ICより東方面県道19号一関~大東線30分 |
マップコード | 308 241 331*88 |
関連ウェブサイト | 日本百景・猊鼻渓舟下り |
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