以前グラフィックボードの高騰が止まらない原因として、仮想通貨のマイニングでの需要が高騰の原因になっていると指摘した記事を公開していたのですが、その記事を公開した後に仮想通貨が大暴落していました。
映像編集で使用するグラフィックボードを新たに購入しないと6K解像度の編集が厳しいだけだったという事で、仮想通貨に対しては否定的な立場だったのですが、興味本位で少しだけ・・のつもりで初めてしまいました。
グラフィックボードの高騰を指摘した記事がこちら
この記事を公開したのが1月11日だったのですが、その10日後にビットコインを筆頭に仮想通貨全体の価格が大暴落し、1BTC400万円を切って300万円台後半まで下落しました。
人間って不思議な生き物で、手の平を返すのもあっと言う間なのですよね。
当然仮想通貨の事は右も左も分からない全くのド素人で、どこで口座を開設すれば良いのかも分からなかったけど、楽天銀行の口座を持っている場合は、楽天ウォレットの登録と一緒に銀行口座の情報で本人確認が行えるという事で、楽天ウォレットで仮想通貨の口座を開設いたしました。
登録をして最初は1万円だけ入金、また1万円入金・・
その後ロシアのウクライナ侵攻で、一度価格が上昇傾向だった仮想通貨が再び大暴落し、一回目の暴落の後の上昇で味を占めた私、貯金の半分を使って仮想通貨を購入してから大暴落してしまいました。
楽天ウォレットは、コインチェックやGMOコインなどの取引所と違って取り扱う銘柄も少なく、ビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュの3つしか扱っていませんが、ほとんどの銘柄の価格は連動して動くという事が分かっていれば、この3つだけでも充分でしょう。
この時には全く知らなかったのですが、仮想通貨の購入方法は販売所形式と取引所形式の2通りがあって、一般的には販売所形式の方が手数料にあたるスプレッドが広めで、その中でも楽天ウォレットは特にスプレッドを広めに取っているのです。
一度大暴落をした時に楽天ウォレットで仮想通貨を購入しているので、価格が上がり切るまでは売らないつもりではいるのですが、その後コインチェックを少し使った後に最終的にはビットバンクの取引所で落ち着いています。
正直な所、楽天銀行の口座を持っている人以外で、楽天ウォレットを使うメリットは特に無いでしょう。
今まで3つの暗号通貨交換業者を利用したのですが、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
楽天ウォレットで仮想通貨の取引をするメリット
楽天銀行の口座があれば簡単に口座を開設できる。
スマホアプリが見やすく、買値と売値が分かりやすい。
大きな値動きをするまで長期的に仮想通貨を保有する目的なら特に害は無い。
仮想通貨に関するニュースが表示されるので、大きな値動きを察知する事も出来る。
楽天ウォレットで仮想通貨の取引をするデメリット
スプレッド(買値と売値の差)が異常に広く、利益を出しにくい。BTC500万円で30万円ぐらいのスプレッドになる。
取り扱っている銘柄がビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュの3つしかない。
取引所形式の取引には対応していない。
トレードビューのチャートと全取引履歴が見やすい。
楽天ウォレットの現物取引取扱銘柄
ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ビットコインキャッシュ(BCH)
Coincheckで仮想通貨の取引をするメリット
スマホアプリの使いやすさとチャートの見やすさではピカイチで、急な値動きにも対応しやすい。
16銘柄を扱っているので選び放題。ほとんどの銘柄は連動した値動きをする点はあるが、突如大きな動きをする銘柄があるので多い方は良い。
PC版の販売所では、チャートと共に売買比率がリアルタイムで表示される。
Coincheckで仮想通貨の取引をするデメリット
楽天ウォレットに負けず劣らずスプレッドが広い。
スマホアプリでは取引所形式での取引に対応しておらず、販売所のみの扱いになる。
PC版はトレードビュー以外で画面を切り替える場面が多く、少々扱いにくい。
Coincheckの現物取引取扱銘柄
ビットコイン(BTC)・リップル(XRP)・ライトコイン(LTC)・イーサリアム(ETH)・ビットコインキャッシュ(BCH)・ネム(XEM)・リスク(LSK)・IOST・イーサリアムクラシック(ETC)・モナコイン(MONA)・ステラルーメン(XLM)・クアンタム(QTUM)・ベーシックアテンショントーク(BAT)・エンジンコイン(ENJ)・パレットトークン(Pallette Token/PLT)
Bitbankで仮想通貨の取引をするメリット
販売所のスプレッドは上2つよりも狭く、BTCでは10万円ぐらいの違いがある。
スマホアプリは販売所と取引所の両方に対応している。
PC版とスマホ版共に見やすさと扱いやすさではCoincheckよりは良く、大きな動きがあっても瞬時に対応出来る。
取り扱っている銘柄は30以上!知る限りでは一番多い。
取引所ではメイカーになると、マイナス手数料、つまり本来引かれるはずの手数料が貰える。テイカーになっても手数料は0.12%。
Bitbankで仮想通貨の取引をするデメリット
スマホとPC共にチャートと日本円に換算した価格が別画面になる点では少々扱いずらい。
他の取引所で上場廃止をした銘柄も取り扱っている
空売り(ショート)が出来ない。
口座開設時の本人確認で、失敗する確率は高め。
全取引履歴が少々見にくい。
bitbankkの現物取引取扱銘柄
ビットコイン(BTC)・リップル(XRP)・ライトコイン(LTC)・イーサリアム(ETH)・モナコイン(MONA)・ビットコインキャッシュ(BCH)・ステラルーメン(XLM)・クアンタム(QTUM)・ベーシックアテンショントーク(BAT)・オーエムジー(OMG)・シンボル(XYM)・チェーンリンク(LINK)・メイカー(MKR)・ボバネットワーク(BOBA)・エンジンコイン(ENJ)・ポリゴン(MATIC)・ポルカドット(DOT)・ドージコイン(DOGE)・アスター(ASTR)・カルダノ(ADA)・アバランチ(AVAX)・アクシーインフィニティー(AXS)・フレア(FLR)・ザ・サンドボックス(SAND)・エイプコイン(APE)・ガラ(GALA)・チリーズ(CHZ)・オアシス(OAS)・ディセントラランド(MANA)・レンダートークン(RNDR)・ビルドアンドビルド(BNB)
※2023年11月現在
ビットバンクに落ち着いたのは、スマホアプリでも取引所を利用出来るという点と、取引の際にメイカーとなれば手数料を少し貰えるという点が良かったのですが、空売り※が出来ない所が唯一のデメリットになっているので、空売りをする予定が無い人にはオススメを出来ます。
※空売りとは、投資対象である現物を所有せずに、対象物を(将来的に)売る契約を結ぶ行為で、一般的にはショートと呼ばれる事が多い取引方法です。
bitbankとCoincheckは空売りを禁止にしたので、仮想通貨が下落している時には利益を出しにくいデメリットがあります。
ちなみに販売所と取引所は何が違うのか?という点ですが、販売所は仮想通貨交換業者とユーザーが直接取引を行うのに対し、取引所は仮想通貨交換業者が仲介して買い手と売り手が直接取引をする形式の売買方法です。
どちらの購入方法でもメリットとデメリットは存在するのですが、販売所では売買したい価格で必ず売買できるメリットがある分、買値と売値の差額にあたるスプレッドが広めに取られているため、買った後に仮想通貨の価格が少し上がったとしても簡単にはプラスにならないデメリットがあります。
それに対して、取引所形式では買い手と売り手の価格が一致すれば購入が可能なので、一致する売り手がいなければ売買が成立しないというデメリットがありますが、1万円あたり10円前後の取引手数料で取引が出来るだけではなく、取引の際にメイカーとなればマイナスの手数料となり、本来引かれるはずの手数料が逆に貰える場合もあるのです。
これから仮想通貨の取引を始めたいと思う人もいるかもしれませんが、2022年4月7日時点で価格がだいぶ下がっているので、これから上がるか下がるか分からないと言った所でしょう。
私の予想としては一旦下落した後に、4月~6月頃を予定しているイーサリウム2.0へのアップデートと5月15日を予定しているビットコインキャッシュのハードフォークに向けて仮想通貨全体の価格が上昇するのではないかと考えています。
上がった時点で仮想通貨を全て手放す予定ですが、その後続けるかどうかは上昇した後に下落した時の価格次第と言った所でしょう。
あまりハマりすぎても良くないような気がする・・。
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