静岡県熱海市の熱海湾一帯で行われる熱海温泉名物の熱海海上花火大会は、2025年2月21日を皮切りに、12月7日までの年間を通して13回、各日20分から最長で25分間の予定で実施される事になりました。この記事では熱海海上花火大会の写真や映像と共に年間の実施予定日を紹介していきます。
記事内の目次
熱海海上花火大会
熱海海上花火大会の歴史
年間を通して15回以上も行われる熱海海上花火大会は、昭和27年(1952年)に始まった長い歴史を持つ大花火大会です。
その起源は、昭和24年に発生した「キティー台風」による高波で140戸以上の家屋が流失した他、翌年には熱海駅前火災、その10日後には979戸が焼失した「熱海大火」にあります。
地元住民が復興に尽力した事を讃え、その努力を報いるべく始められたのが、熱海海上花火大会となります。
また、伊豆東方沖地震によって熱海や伊豆半島の観光客が遠のいた事から、その打開策として夏以外にも花火大会を実施し、観光客誘致の役目を担うようにもなりました。
熱海海上花火大会
この花火大会は、藤枝市に本社を置く株式会社イケブンが担当し、コンピューター制御で0.01秒単位で点火タイミングをコントロールして花火を打ち上げるデジタルスターマインを得意とする。
また、フィナーレに見る事が出来る大空中ナイアガラは、打ち上げ場所である熱海港の堤防上を幅広く使用し、前方の視界を埋め尽くすような圧巻の花火ショーを体感できるような迫力のあるプログラムです。
熱海温泉の夜景も眺められる観覧スポットも多数あり
基本的に、一回当たりの打ち上げ時間が短い熱海海上花火大会では、そんなに観覧客は多くないだろうと思っていたのですが、観覧した日の15時ぐらいでも熱海駅周辺を中心に観覧会場である熱海サンビーチ周辺まで渋滞が続き、駐車場もほぼ満車という状態でした。
あちこち探したのですが最終的に観覧場所として選んだのが、熱海温泉の高台にあるMOA美術館(エムオーエービジュツカン)です。
MOA美術館は、世界救世教を設立した岡田茂吉さんの収集品を収蔵展示する美術館で、彼のコレクションを基盤に、国宝3件、重要文化財67件など3500点を展示しているそうです。
熱海海上花火大会を開催する日は、駐車場から熱海海上花火大会を観覧できるように無料開放してくれているので、この日も多くの人で賑わっておりました。
また、熱海温泉郷の高台に位置する事から、すり鉢状の斜面に建てられたホテルなどの美しい夜景も一緒に眺める事が出来ます。
夜景と花火が好きな人や、人ゴミが苦手な人にとっては、なかなか良いロケーションとなりそうですが、行ける人は会場に行った方が楽しめるはずです。
熱海海上花火大会の映像
【熱海温泉の夜景と花火】2022年 熱海海上花火大会【4K UHD】
2025年の開催予定日
2025年の熱海海上花火大会は、2024年10月29日の段階で以下の日時に実施される予定となっております。
季節 | 開催日程 | 開催時間 |
春 | 2/21(金)・3/23(日)・4/20(日)・4/28(月) | 20:20~20:40 |
夏 | 7/25(金)・8/5(火)・8/8(金)・8/18(月)・8/25(月) | 20:15~20:40 |
秋 | 9/15(月祝)・10/13(月祝)・11/3(月祝) | 20:20~20:40 |
冬 | 12/7(日) | 20:20~20:40 |
会場/熱海湾 ※雨天決行
※上記日程・時間は予定です。今後の情勢により変更になる場合がございますのでご承知おきください。
熱海海上花火大会 観覧情報
開催場所 | 〒413-0014 静岡県熱海市渚町 熱海親水公園および熱海サンビーチまたはその周辺 |
開催日時 | 別記 |
花火打ち上げ数 | 不明 |
担当煙火店 | ㈱イケブン |
観覧場所 | 熱海親水公園および熱海サンビーチまたはその周辺 |
駐車場 | 熱海サンビーチ駐車場または周辺コインパーキングを利用 |
交通アクセス | JR熱海駅から徒歩16分 東名高速道路・厚木ICから約1時間 東名高速道路・沼津IC、新東名高速道路・長泉沼津ICから約45分 |
関連ウェブサイト | 熱海市観光協会公式観光サイト |
熱海海上花火大会は、熱海サンビーチの駐車場をご利用になれますが、満車になった場合は近隣のコインパーキングを利用する事になります。
特に海水浴客で賑わう夏季は、日中から大変な混雑に見舞われる日もあるので、早めに現地に向かっておいた方が良いのかもしれません。
また、熱海港防波堤が花火の打ち上げ場所になっているため、熱海湾内の海岸が見えるような場所であれば、どこからでも美しい花火を見る事ができます。
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