需要が無いと思って写真を撮るような記録はしていなかったのですが、タイトル下の画像が実家の排水桝(マス)周辺と下水管周辺の陥没跡を埋めた後の写真になります。
この家も2011年3月11日の東日本大震災で、震度5強の大地震に襲われた場所だったのですが、それから14年近くが経過した今更になって、土砂が流出して排水桝の下に大きな空洞が空いていたのです。
つまり、排水桝と下水管が部分的に宙に浮いた状態で、何で固定されているのかは全く分からなかったんですよね。
そのまま穴が空きっぱなしというわけでもいけないので、以前翡翠だと思って拾ってきた「波で磨かれただけのただの石」を買い物袋で5つ分は入れてみましたが、それだけでは足りずに畑の土も使って完全に埋めました。
全ての桝の高さがバラバラになっているのも、東日本大震災の揺れで沈降した場所と隆起した箇所がある影響なので、全ての高さが揃うように修復するとなると膨大な費用がかかりますし、住まいに関わる部分には影響が無い事を祈るしかありません。
東日本大震災などの大地震に見舞われた地域等で、元々地盤が弱いような場所に家を建てている方は、基礎や排水桝、または下水管に浮き上がりが無いかを確認しておいた方が良いと思います。
穴が空いていない場合は、足で踏んだ箇所が他の箇所よりも凹みやすかったり、ふわっとした反動があるのが空洞の目印になるので、水道管などを傷つけないようにスコップ等で掘り起こして地中の状態を把握しておくのが良いでしょう。
そこで先日、埼玉県八潮市で下水道管破損などが原因と見られる大規模な道路陥没が発生して、70代の男性が運転するトラックが穴に落ちる痛ましい事故が発生しました。
男性の救助が終わってから、原因究明と陥没箇所の修復が行われるかと思いますが、私個人の見解では土砂が以前から流出し始めていて、通行量がそれなりにある道路からの負荷が下水管にかかって破損したのではないかと思っています。
穴に落ちたトラックドライバーの救出の方は難航しているようでしたが、少しでも早く救出されて欲しいものです。
また、同じ悲劇が起こらないようにするためにも、全国的に道路の総点検や地盤の調査などを行って、同じ事案を未然に防ぐような対応が必要な時期でもあつろ考えても良いでしょう。
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