約375haの広大な敷地を、スポーツの森ゾーン、音楽の森ゾーン、文化の森ゾーンに分けて、散歩やサイクリング、アウトドアなども楽しめる、埼玉県秩父市と小鹿野町にまたがる全長3kmの自然豊かなテーマパーク、秩父ミューズパークを写真と共にご紹介しております。
記事内の目次
秩父ミューズパークとは?
秩父ミューズパークは、埼玉県秩父市および秩父郡小鹿野町にまたがる埼玉県営及び秩父市営の公園で、敷地面積は375ヘクタール、園内を貫くメインストリートであるスカイコースは片道で3km以上あります。
何となく地図を暗記して全部を回れたかと思ったら、2kmちょっとしか歩っていなかったというぐらい広くて、スポーツの森ゾーン、音楽の森ゾーン、文化の森ゾーンに分けられている中で、スポーツの森ゾーンに行けてなかったのです。
ミューズの森の先にあるイチョウ並木で終わりかと勘違いしていました。
スポーツの森ゾーンには、テニスコートやカートコース、キャンプサイトなどがあり、主にスポーツやアウトドアを楽しむエリアとなっている他、隣接する南口には農産物直売所もありますので、主に大人はこちらの方が楽しめそう!
演劇やコンサートも行われる野外ステージと音楽堂
秩父ミューズパークの中心付近にある野外ステージは、演劇や各種コンサート、映画などにも利用される他、災害時には被災者の救護や救援などの拠点としても利用できるようになっています。
イベントの予定が無い日は芝生エリアを、憩いの場として開放しています。
ギリシャの神殿をイメージして作られた音楽堂は、定員600人を収容し、残響時間を満席時1.6秒前後、空席時1.8秒前後になるように設計されているのだとか。
コンサートホールは1.5~2.1秒が最適だと言われているので、音楽ホールとしての機能が十分備えられているのです。
たしかに、スポーツ用ホールで音楽演奏を聴いた時には、おかしな反響をしていたのが記憶に残っていましたね。
イチョウ並木と全長3kmの移動手段
秩父ミューズパークの南口と北口を結ぶ全長3km超のスカイロードでは、銀杏並木が続き、10月下旬から上旬には黄色く色づいた紅葉も楽しめます。
下調べもせずに向かって、どちらからも戻りやすい音楽堂近くの駐車場を利用したけど、この遊歩道の南北を結ぶスカイトレインも走っている事を現地で知りました。
南口のサイクリングセンターと北口の展望ちびっこ広場を約25分で結び、10時台から16時台までの1日5往復を運航しています。
料金は大人1日400円、こどもは200円で、切符は乗車時に販売!そして各停留所にて1日何度でも乗り降りは自由です。
南口と北口の2箇所に自転車の貸し出し所もあり、普通自転車は2時間500円、2~4人までの特殊自転車は2時間1,000~1,500円でレンタルをする事が出来ます。
全長3kmの幅広遊歩道をあちこち移動したいのであれば、スカイトレインに乗車するかレンタルサイクルで移動する方が楽ですね。
トイレは男女別12か所あり、そのうち11箇所がバリアフリー対応となっていて、各施設やスカイロード沿いの3km区間に備えられています。
展望ちびっこ広場とあの曲が流れる旅立ちの丘
南口にある展望ちびっこ広場にはアスレチック遊具がありましたが、他にも芝生広場やステンドハウス横の各所にも設置してあります。
そして何やら聞いた事があるメロディも流れてきますが、その先はちびっこ広場から繋がる旅立ちの丘でした。
卒業式では定番になっている合唱曲「旅立ちの日に」は、秩父市立影森中学校の教員が作って、それが近隣の小中学校に広まり、やがて全国の学校の卒業式で歌われるようになった定番ソングになりました。
昔の卒業式と言えば「仰げば尊し」が多かったけど、今は「旅立ちの日に」が定番となって、その曲を秩父ミューズパークで聞いて、初めて秩父で作られた曲である事を知りました。
「旅立ちの日に」を聞きながら、その先に見えるのは、標高は1,304メートルの秩父の名峰である武甲山です。
秩父ミューズパークの展望台と旅立ちの丘は、秩父盆地で発生する雲海を観測する名所でも知られ、主に11月の日の出から朝7時くらいまでが観測に適している時期と時間帯になります。
ステンドハウス・きすけ食堂
場所は戻って、ギリシャ神殿をイメージして作られたステンドハウスは、壁面にステンドグラスが付けられて、この施設名称の由来にもなっています。
テイクアウト可能な弁当やタピオカやロイヤルミルクドリンク、コーヒーなどの飲料の他、なんとプロテインまで販売をしているのですよ。
特に唐揚げとカレーが人気なのだとか。
スカイロードにはキッチンカーも並んでいたので、手ぶらで来ても食べ物や飲み物には困らないはずです。
避難施設としても活用可能な休憩施設パルテノン
パルテノン神殿っぽいと思ったら、見た目通りの名称でパルテノンだった施設は、災害時の避難生活も可能な避難休憩施設です。
東日本大震災で被災した地域も、普段は公園として活用が出来る場所に避難施設を作れば良かったのではないかと思うぐらい、素晴らしい施設でしたね。
有事の際に160人が収容可能になっているので、野外ステージと音楽堂、その他施設内を含めると相当な人数が雨を凌げる場所に避難を出来るという事になります。
ギリシャ風をイメージして円柱とステージで構成されたミューズの泉は、観賞用の噴水と水辺で、水の中に入る事は出来ません。
たまたま止まっていたのかもしれませんが、円柱の横からも水が噴き出すように作られているみたいです。
旅の途中に突然行きたくなって向かった秩父ミューズパークですが、テニスやフォレストアドベンチャー、レンタルカートやビームライフルシューティングなどなど・・大人も体を動かして楽しめるエリアは南口側スポーツの森エリアでした。
桜やチューリップ、スイセンなどの季節の花も楽しめるスポットも多数あるので、子連れで秩父に訪れた時は、秩父ミューズパークに立ち寄ってみるのも良いのかもしれません。
でも、「旅立ちの日に」が生まれたのが秩父だと知れたのは良い収穫でしたね。
秩父ミューズパーク 交通アクセス・観光情報
所在地 | 〒368-0102 埼玉県秩父郡小鹿野町長留2518 |
営業時間 | 農産物直売所 9時~17時 レンタサイクリング 9時~16時30分 サイクルランド 9時~16時 F-1リゾート秩父 4月~11月 10:00~19:00 / 12月~3月 10:00~18:00 メープルベース 平日 10:00~15:00 / 土日祝16時まで きすけ食堂 8:00-17:00 |
駐車場 | 15か所 普通車1511台・身障者29台・大型車14台 |
交通アクセス | 関越自動車道花園インターチェンジから国道140号を秩父方面へ約34Km、約50分 飯能から国道299号を秩父方面へ約40Km、約1時間 雁坂トンネルから国道140号を秩父方面約33km、約60分 神流町中里合同庁舎から国道299号秩父方面へ約40km、約1時間 秩父鉄道秩父駅または西武鉄道西武秩父線西武秩父駅下車→秩父ミューズパーク循環バス「ぐるりん号」乗車 |
関連ウェブサイト | 秩父ミューズパーク |
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