コロナウィルス感染症の感染拡大で大きな花火大会の中止が相次ぐ中で、花火の街として有名な秋田県大仙市の大曲では、記念日や思い出作りとして個人でミニ花火大会が実施できる、デリバリー花火キャンペーンが始まりました。
2021年7月22日に日本三大花火大会の一つである大曲の花火の会場でデリバリー花火が打ち上げられるという事で会場を訪ねてみました。
記事内の目次
デリバリー花火キャンペーンとは?
コロナウィルス感染症の感染拡大防止の観点から全国各地で花火大会の中止が相次ぐ中、毎年8月に大曲の花火が実施される秋田県大仙市をはじめ、秋田県内の花火会社が個人や企業からの個別注文を受け付け、告知せずにミニ花火大会が実施できるデリバリー花火キャンペーンが始まりました。
今までの形式では主催者を設けて実施するのがほとんどでしたが、デリバリー花火は個人や企業などからの個別注文を受け付けて、密集を避けながら希望した場所で花火を打ち上げてもらう事が出来ます。
企業の地域貢献活動や地域の夏祭りの代替え行事、プロポーズや結婚記念日などのカップルの思い出作りなど、予算に応じて様々な演出を実施できるウー〇ーイーツの花火版とも言えるような新しいサービスです。
7月22日のデリバリー花火
2021年7月22日に大曲の花火が実施される大曲の花火公園(雄物川河川敷)で予定していた個人スポンサーによるプライベート花火にお誘いいただいたので、お邪魔させていただきました。
東京オリンピックの開会式が翌日に迫る中で、個人スポンサーが出資して事前に内容を詰めながらこの企画を開催するに至ったらしく、オリンピック開催前の前夜祭と言った所でしょうか・・。今年も全国花火大会が実施されない雄物川河川敷に来れただけでも嬉しいです。
花火を打ち上げるのは、昨年の夏にもプライベートスポンサーによる神岡プライベート花火シアターを担当した秋田県大仙市の株式会社北日本花火興業さんです。
初弾は森羅(しんら)という玉名が付けられた花火で、大枚を叩いた方がいたらしい。
玉名は「ぎょくめい」と呼ぶ花火に付けられた名前の事で、花火競技大会では打ち上げられる花火に思いを込めた様々な名称が付けられています。
森羅を国語辞典で調べてみると、 樹木が茂り並ぶこと。樹木が繁茂しているさま。とある通りに緑色を基調とした※1八方咲きでした。
※1開花時に花束が四方八方に飛び散るように広がる花火で、飛び散る方向は8方向とも限らず16方向や24方向に飛んでも基本的に八方咲きに分類される
初弾に続いて行われたのが、「BRIGHT FUTURE」という今の世の中にふさわしいような名称を付けられた北日本花火興業製の※2ミュージックスターマインです。
映画「グレイテスト・ショーマン」のNEVER ENOUGHに合わせて打ち上げられた花火は、北日本さんが今まで製作した八方咲の全種類を持ち込んだらしいという凄さ!
デリバリー花火は予算次第で花火大会のフィナーレのような壮大な花火も打ち上げられるという驚きも感じましたが、このご時世にこんな綺麗な花火を見せていただけたというのが本当に幸せです。
お誘いいただき本当にありがとうございました。
※2コンピューター制御で花火の打ち上げタイミングをコントロールして音楽と花火を同期させる打ち上げ手法
デリバリー花火の動画
2021年7月22日 個人スポンサーによるプライベート花火 ㈱北日本花火興業・デリバリー花火
2021年7月22日に行われたデリバリー花火の全編を収録した5K映像です。
レコーダーのXLR入力端子が接触不良を起こしてしまい、時々ノイズが発生しておりますが、こんな事も出来るという参考にご視聴いただければ幸いです。
個人でサプライズ花火やプライベート花火を実施できる株式会社北日本花火興業さんのウェブサイト
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