東北地方屈指の豪雪地帯である山形県最上郡大蔵村の肘折温泉郷では、巨大雪だるま「おおくら君」と温泉街を彩る美しい冬花火を観賞する事ができる「おおくら雪物語」を2025年3月15日に開催します。
ギネス世界記録として登録された事もある巨大雪だるまと冬花火の競演の他、屋台の出店なども楽しめます。
記事内の目次
おおくら雪ものがたり 肘折温泉を彩る冬花火打ち上げ
肘折温泉とは?
肘折温泉は山形県最上郡大蔵村に位置し、出羽三山の主峰である月山の麓を流れる銅山川沿いに、約20件の旅館が立ち並ぶ温泉街です。
開湯は今から1200年以上前にあたる平安時代の西暦807年頃とされており、肘を折った老僧がこの地のお湯につかったところ、たちまち傷が癒えたとされる説や、また様々な諸説から肘折温泉と名付けられたとされております。
肘折温泉への入り口には、鋼製ラーメン構造桟道橋としては日本一の長さとなる「肘折希望大橋」が架けられており、2012年4月と5月の土砂崩れにより崩落した県道戸沢大蔵線に建設されたループ状の新たな橋です。
肘折温泉には4施設の日帰り温泉があり、そのうちの1施設である肘折いでゆ館は、肘折幻想雪回廊の公式駐車場にもなっております。
泉質はナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉となっており、美肌の湯として知られる肘折温泉の効能を日帰りでもお楽しみいただけます。
【5月~10月】9時30分~17時30分 【11月~4月】9時30分~17時 / 【入浴料】大人 500円 小学生 300円 幼児無料
湯けむりが立ち上がるノスタルジックな雰囲気を感じる温泉街は、昭和レトロな佇まいの温泉宿が立ち並びます。
全ての宿が100%源泉かけ流しの湯で、銅山川のせせらぎを聞きながら、都会の喧騒を離れてゆっったりと過ごす事ができます。
おおくら雪ものがたり
おおくら雪ものがたりは、雪深い大蔵村で、雪を使って何かできないだろうかという発想からはじまったもので、過去に地上8階から9階建てのビルに相当する29.43メートルの巨大雪だるまがギネスブックの世界記録に登録された事もある雪まつりです。
2024年のおおくら君30世は、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での日本代表の活躍や、大谷選手などの活躍などで注目を浴びた、野球をテーマに飾りつけを施し、暖冬による積雪量の少なさが影響したものの高さ9.1メートル、ウェスト79.8メートルの大きさになりました。
おおくら雪ものがたりの開催に合わせて肘折いでゆ館前歩道では、串焼き・やきそば・たこやきなどの屋台の出店もありました。
2月に行われていた肘折幻想雪回廊も、おおくら雪ものがたりに合わせて改めて実施。
肘折トンネルから肘折希望大橋周辺までの区間を暖かな光の雪あかりで照らします。
2月開催の肘折幻想雪回廊では肘折温泉郷奥の肘折ダム周辺から花火を打ち上げていましたが、おおくら雪ものがたりは、おおくら君30世の後方の高台からの花火打ち上げとなります。
花火は肘折幻想雪回廊と同じ、宮城県岩沼市の㈱佐藤煙火が担当し、天候にも恵まれて冬の澄んだ夜空を彩る美しい花火が打ち上げられました。
1箇所から音楽に合わせて小型煙火から4号玉までの花火を打ち上げましたが、時間にして約10分ほど。
ラストはスターマインでおおくら雪ものがたりを幻想的に締めくくります。
2024年 おおくら雪ものがたり 冬花火の動画
【ライブ配信】世界一の巨大雪だるまと冬花火の競演!おおくら雪ものがたり 冬花火
ショート動画にまとめていたので、フル動画はライブ配信のアーカイブのみの公開となります。
2回線ボンディングによる接続を行いましたが、回線状況品質がよくなかったため、ビットレートを極端に落としての配信となっております。
次回観覧時の参考としてご視聴いただければ幸いです。
Camera : Blackmagic pocket Cinema Camera 6K (BMPCC6K)
Lens : SIGMA 10-20mm
Michrophone : MXL CR21
Recorder : ZOOM F3
0:00 ライブ配信スタート
9:45 花火打ち上げ
肘折幻想雪回廊 冬花火 観覧情報
開催場所 | 山形県最上郡大蔵村南山 肘折温泉 肘折いでゆ館前広場 |
開催日時 | 2025年3月15日 18:30~20:00 / 19:30~花火打ち上げ |
花火打ち上げ数 | |
担当煙火店 | ㈱佐藤煙火 |
観覧場所 | 肘折温泉 肘折いでゆ館付近 |
駐車場 | 無料 肘折いでゆ館駐車場 |
交通アクセス | 東北中央自動車道 舟形ICから車で28分 22km |
関連ウェブサイト | 山形県大蔵村HP 山形県公式観光サイト やまがたへの旅 |
冬装備について
今年は雪が少なめでしたが、例年通りであれば3メートルを超える雪が積もる豪雪地帯です。
花火を観覧した日も帰りは所々凍結している場所もありましたので、自動車のスタッドレスタイヤの着用やタイヤチェーンの携行は必要です。
また気温も氷点下まで下がるので防寒着の着用もオススメします。
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